ニンニクの芽出し方法

ニンニクの芽出し方法

1.ニンニクの芽出し方法

芽出し前のニンニクの種

ニンニクの芽出しですが、ニンニクの芽の発芽適温は15~20℃ですので、あまり早くに植えすぎると芽が出る前に土の中で腐ってしまう場合があります。逆に植え付けるのが遅すぎると芽が出づらくなります。
温度が25℃以上になると腐ってしまうため、温度管理は大事です。

通常は、ニンニクの種を土に植え付け真水を与えておけば芽が出てきますが、発芽をそろえたい場合には、植え付ける前に一晩水につけてから植え付けます。
発芽不良などで芽が出ないものはこの時点で省きます。
成長が早いものと遅いもので、まばらに芽が出てきた場合は、発芽をそろえるために選別してから植え付けます。

また、トレーの中に土を敷いて、芽出しをすることも可能です。
トレーの中に土を3cmほど薄く敷き、種ニンニクを入れて軽く土をかけておきます。
2~3日ほどで芽が生えてきて、種が伸び上がってきますので、芽の部分を上にして畑やプランターに植え付けましょう。

植え付けする前の種に、チューリップサビダニやネギアザミウマがつくと、きちんと芽が出てこないで、腐ってしまうことがありますので、ガードホープ液剤などで種子を消毒をしておくと安心です。

芽出しした種を植え付ける際は、出来るだけ大きい粒を選んで植えると、その後のもしっかり成長してくれます。

2.水耕栽培でのニンニクの芽出し

芽出ししたニンニク

ニンニクは、水耕栽培で芽だしをして、スプラウトとして栽培することも可能です。
ニンニクスプラウトは、根から芽まで丸ごと食べることができます。

発芽させることで、ミネラルなどの栄養分が多くなり、臭いも残りにくくなります。
種の部分はジャガイモのようにほくほくした食感で、ニンニクの味はしますが、臭いは次の日に残りにくいので、食べやすい食材です。

ニンニクの芽は、天ぷらや、素揚げにしたり、刻んでペペロンチーノに使うこともできます。

水耕栽培でニンニクの芽だしを行う場合は、水道水のみで栽培でき、わずか4~7日で収穫が可能です。

水耕栽培でのニンニクの芽出し方法
①ニンニクの種を用意します。

②種が1片になっていない場合は、1片ずつにし、皮をむいて根の固い部分を取り除きます。
包丁などで切っても大丈夫ですが、きれいに根切りをしないと芽が出てこないので丁寧に作業を行います。

③穴をあけたスポンジに、根の部分を下にしてしっかりと植えこみます。

④水を入れた容器を用意して、スポンジを浮かべてください。
その際、根の部分が水に触れているか確認してください。

⑤水は毎日新しいものと交換し、芽の部分が10㎝ほどになれば食べごろなので、収穫してください。

ニンニクの芽(スプラウト)を保存したい場合には、冷蔵庫で保管することが可能です。

3.マルチからのニンニクの芽出し作業

マルチからニンニクの芽を出す

ニンニクの芽出しには、ニンニクの鱗片から発芽させ、生長をそろえる芽だしと、マルチから出す芽だしがあります。
マルチから出す、ニンニクの芽出しについて紹介します。

マルチを使って栽培している場合、ニンニクの芽がマルチに引っかかってうまく成長しない場合があります。

マルチの穴に引っかかって、芽が丸まっているものがあれば芽を穴から出してあげます。
中には、マルチの穴がずれて芽がマルチの下で育ってしまっているものもあるので、穴から引き出してあげましょう。
生え始めの芽は柔らかくて折れやすいので、芽の引き出し作業はやさしく行いましょう。

この時期にきちんと芽出しができないと、種が腐ってしまったり、枯れてしまいますので、注意しましょう。

風などでマルチがめくれていたり、穴がずれている場合は、マルチを直しておきましょう。

4.ニンニクの芽出しのまとめ

ニンニクの芽

ニンニクの芽は、通常は植え付ければ生えてきますが、発芽をそろえたい場合には、一晩水につけてから選別して植え付ければ大丈夫です。
ニンニクの芽出しをしてスプラウトとして食べ得たい場合には、こちらも栽培が簡単ですので、水耕栽培で育ててみましょう。

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