１．バジルの植え付け時期
バジルは、いつ植えるのか疑問に思っている方が多いですが、バジルは一般的には、春植えをして育てていきます。
バジルの植え付け時期は、5～6月が最適となります。
気温は15～28℃が適しています。
バジルは種から育てることもできますが、苗を買って育てることも可能です。
種を袋で購入すると、たくさん入っているため、育てる株数が少ない場合も苗を購入した方が楽に栽培できます。
バジル苗は、色々な品種が販売されておりホームセンターやインターネットから簡単にを手に入れることができますので、5～6月になったら植え付けをするバジル苗を用意しましょう。
２．バジルの植え付けポイント
バジルを植え付ける際には、良い苗を選んで植え付けるのがポイントです。
悪い苗を植えてしまうと、バジル苗がうまく成長しなかったり、病害虫が発生したり、枯れてしまうリスクがあるため避けましょう。
良いバジル苗の見分け方
以下の特徴を持つバジル苗は、元気に育つ可能性があるので、植え付けをしていきましょう。
全体がしっかりとした印象がある苗を選ぶとよいでしょう。
①新芽が伸びている
バジル苗に新芽が伸びていて、順調に生育している苗を選びます。
この時、成長点が傷んでいないことも確認します。
②病斑、虫食い跡がない
バジルの葉っぱや茎は、病害虫に侵されやすいので、被害のあとがない苗を選びます。
③葉の状態が良い
葉の緑色が濃く、充実したバジルの葉がついている苗を選びます。
④茎が太く節間が狭い
茎が太く、節間がほどよく詰まっているバジル苗は丈夫なので、選んでいきます。
悪いバジル苗の見分け方
以下の特徴を持つバジル苗は、うまく育たない可能性があるので、植え付けからは外しておきましょう。
茎葉が貧弱で、全体に弱々しい印象がある苗は避けるとよいでしょう。
①バジルの茎が軟弱
バジルの茎が細く軟弱で軟らかく、ひょろひょろとしている苗は避けましょう。
②葉っぱの状態が悪い
葉が枯れていることがあるので、葉が枯れたり黄色に変色している苗は避けましょう。
葉が小さく育ちの悪い苗も避けます。
③害虫がついている
バジル苗は、葉っぱや茎にアブラムシなどの虫がついている場合があるため、虫がついている苗は避けましょう。
④地ぎわに病根がある
鉢底からバジルの根っこが出ていると、根から苗が傷んだり、病害虫に侵されているリスクがあるため避けます。
３．植えつけに適した天気
バジルの植え付けには、適した天候があります。
バジル苗の植えつけは、5～6月の時期に行いますが、その時期としては比較的暖かく、好天で風のない穏やかな日に植えます。
午前中に植え付けるのがよいでしょう。
午後の陽射しでバジルの根がはりやすくなるので活着がよくなります。
植えたての苗はまだ弱いので、強い雨や風は大きなストレスとなるので避けます。
４．バジル苗の植え付け方法
いよいよバジル苗を植え付けていきます。
植え付け時には、軍手、スコップ、ジョーロがあると便利です。
ポットにタネをまいて育苗した苗も、購入した苗も植え付け方法は基本的に同じです。
バジルの植え付け場所は、日当たりと風通しの良い場所が適します。
①植え穴の準備
畑やプランターの土が乾いている場合は、最初にたっぷり水やりをしておきます。
バジルの植え穴は、スコップを使い根鉢より大きめの植え穴を掘ります。
バジルの株間は30～40cmにし、2列以上植える場合は条間50～60cmにします。
プランターで栽培する場合は、標準サイズ（60～65㎝）で2～3株が適しています。
②根鉢を取り出す
ポットからバジル苗を根鉢ごと取り出しやすくするために、十分灌水します。
バジルの株元を2本の指で挟み、ポットを逆さにして押し出すようにすると根鉢が取り出せます。
ポットから抜くときは根鉢を崩さないように気を付けます。
苗はできるだけ根を切らないようていねいに取り、根鉢が崩れないように植え穴に入れます。
根が切れてしまうと、バジル苗の育ちが悪くなりますので気を付けましょう。
③バジルの苗を植える
本葉が4～5枚の丈夫な苗を、根鉢を崩さないようにして植え付けます。
バジル苗は根鉢の上面が用土の高さとそろう程度の高さに植えます。
穴が深すぎて、子葉を埋めてしまうような深植えは苗がうまく成長しないので避けましょう。
バジル苗を植え付けるときは、子葉を埋めてしまうような深植えに注意し、根鉢の上面が用土の高さと同じになるように植えます。
浅すぎると、苗が乾いて活着が悪くなり、深すぎると、腐ったり病害虫が出やすくなります。
植え終わったら、掘り出した土を寄せ、株元を軽く押さえて苗を落ち着かせます。
④水やりをする
小さな苗は、ジョウロのハス口を上に向けてやさしく水やりをします。
大きな苗は、ハス口をはずして株元にたっぷり与えます。
畑栽培では、自然の降雨で足りますので、定植後の水やりは基本的に必要ありませんが、晴天の日が続いて土の表面が極度に乾燥している場合には、しっかりと水やりをします。
プランターや鉢栽培の場合も、土の表面が白っぽく乾いてから水やりをします。特に夏場の乾燥には注意が必要ですが、湿り気が残っている場合には水やりは不要です。
水やりの際は、容器の底から水が流れ出るまで株元にたっぷりと与えます。
５．バジルの肥料
バジル追肥は、植え付けてから2週間後に施します。
その後は、株の様子を見ながら2週間に1回程度の割合で化成肥料や液体肥料を施します。
畑の場合は、株元に化成肥料30g/㎡をまきます。
プランターや鉢の場合は、葉の広がりに合わせて株元に2～3g程度をまき、表面の土と肥料を軽く混ぜて株元に土寄をします。
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