1.パプリカの追肥
パプリカの栽培は、関東などの中間地では5月に苗を植え付けると、7月~10月に収穫することができます。
パプリカは栽培期間が長いので、株が疲れないように定期的な追肥が必要です。
パプリカの栽培時期
春植え:植え付け時期5月上旬~5月下旬、収穫時期7月上旬~10月下旬
パプリカの追肥時期
パプリカは、苗を植え付けてから約1か月後に追肥をします。
畑栽培:6月上旬~9月中旬
プランター栽培:6月上旬~9月中旬
2.パプリカに適した肥料
パプリカの栽培では、元肥と追肥が必要です。
元肥用の肥料
パプリカは、土づくりの段階で完熟堆肥と緩効性化成肥料を施します。
化成肥料は「8-8-8」のタイプがおすすめで、肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)がそれぞれ100g中に8gずつ含まれていて、どんな野菜にも使うことができるので便利です。また、臭いも少なく、粒状で取り扱いやすいという利点があります。
化成肥料や堆肥は、ホームセンターや園芸店のほか、インターネットでも購入できます。
パプリカにおすすめの肥料
追肥用の肥料
パプリカの追肥には、即効性の固形肥料か液体肥料を使います。
液体肥料を使用する際は、既定の希釈率や方法を守って使用するようにします。
主な肥料として、「マイガーデンベジフル」「マイガーデン液体肥料」「ハイポネックス原液」などがあります。
3.パプリカの追肥と土寄せ
パプリカを順調に育てるためには、追肥と土寄せが重要です。
パプリカの追肥は、苗を植え付けてから約1か月後に施します。その後は、株の様子を見ながら2週間に1回程度施します。
畑栽培の追肥方法
畑栽培は、株元か畝の肩口付近に化成肥料20~30g/㎡を施し、土と軽く混ぜ合わせます。
畑栽培では、肥料をばらまくだけでは雨や水やりで肥料が流れてしまうので、土と軽く混ぜ合わせて土を寄せます。
プランター栽培の追肥方法
プランター栽培は、化成肥料10g程度をプランターの縁にまいて土と軽く混ぜ合わせます。
4.パプリカの生育不良
パプリカは低温に弱いので、気温が十分に上がってから苗を植え付けます。また、乾燥にも弱いので、梅雨明け以降は敷きわらを施して入念に水やりを行い、肥料切れにも注意します。
連作障害
パプリカは連作障害を起こすため、ナス科野菜の連作を避け、同じ場所で栽培する場合は3~4年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
プランター栽培では、常に新しい用土を使うことをおすすめします。
肥料やけ
パプリカの追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施すようにします。株元付近は根が浅く張っているので、肥料濃度が高くなると肥料やけを起こしてパプリカの根や葉が枯れてしまうことがあります。また、肥料を与え過ぎないように注意します。
5.パプリカの追肥まとめ
パプリカの追肥のポイントをまとめると以下になります。
・パプリカは、苗を植え付けてから約1か月後に施す。
・その後は、株の様子を見ながら2週間に1回程度施す。
・元肥には効果が長い緩効性肥料、追肥には速効性の肥料を使う。
・肥料の与え過ぎは、肥料やけ、生育不良などを引き起こす。
「パプリカの追肥と土寄せ方法」を読んだあなたにおすすめの記事: