パプリカの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

パプリカの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

1.パプリカの追肥とは?

追肥とは何か?

パプリカなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。

パプリカに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。

パプリカはビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、βカロテンを含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
パプリカは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいパプリカを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。

肥料の吸収は、パプリカが育つにつれて大きくなっていきますので、その吸収に対応できるように肥料を切らさないように追肥することが必要です。
また、雨が降ったり、灌水することによって土壌中から栄養成分の流亡もあるため、それを補うためにも追肥が必要です。

パプリカは追肥をしないと、うまく育たなくなり、食べれないパプリカも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。

パプリカは家庭菜園でも人気の野菜で育てている方も多く、『フルーツパプリカ』『ぱぷ丸オレンジ』『フルーピーレッドEX』『ゴールドキング』など色々な品種がありますが、一般的には追肥を行って育てます。

2.パプリカの追肥時期はいつか?

パプリカの追肥は2回以上行います。

1回目の追肥は、パプリカの植え付け2週間後に行います。
パプリカの植え付け時期は、5月なので、追肥は5月~6月頃に行います。

2回目の追肥は、実がつきはじめたら、追肥を施します。
その後3回目以降の追肥は、株の様子を見ながら、半月に1回くらい行います。

3.パプリカの追肥方法

追肥方法

パプリカの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、パプリカの追肥は『化成肥料』を使用します。

パプリカに適した肥料の成分

インターネットでは『パプリカに適した肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
パプリカに適した肥料の肥料の成分比は、チッソ6、リン酸6、カリ6他の割合などです。

パプリカの追肥におすすめの肥料

1回目の追肥方法

パプリカの1回目の追肥は、パプリカの植え付け2週間後に行います。
指先で株元のマルチに穴をあけて、化成肥料1㎡当たり20~30g程度を施します。

2回目以降の追肥方法

パプリカの2回目以降の追肥は、実がつき始めたころに行います。
畑の場合は、化成肥料20~30g/㎡を畝の肩部にまき、土と軽く混ぜ合わせて土寄せします。
以後は様子をみながら、2週間に1回程度施します。
前回の追肥とは、反対側の畝に同様に同量の追肥を施します。

プランター栽培では、1株当たり化成肥料10gを2週間に1回程度与え、土と軽く混ぜ合わせて土寄せします。
液肥の場合は、水やりを兼ねて週に1回程度与えます。

4.パプリカの追肥の注意点

スコップで肥料を混ぜる

パプリカの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。

肥料の与えすぎに注意

美味しいパプリカを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、美味しく育てようとして肥料を与えすぎるとパプリカに害虫がつきやすくなったり、追肥を施すことによって雑草が生えやすい環境になってきます。

放置すると雑草に、パプリカが育つための栄養分や水分を吸い取られてしまい、害虫も住みやすくなるため、定期的に除草するようにし、肥料の与えすぎには気をつけるようにしましょう。

窒素の量にも注意が必要です。窒素が多すぎると、葉が伸び、実がつかなくなってしまいます。
逆に窒素が少なくリン酸が多くなると、花や花房のつきは良くなりますが、生育が衰えやすくなります。

5.パプリカの栽培ポイント

家庭菜園

パプリカを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。

パプリカの栽培ポイント
  1. 栽培環境:日当たりと水はけの良い環境で育てる。
  2. 植え付け:低温にあうと育ちが悪くなるため、十分に暖かくなってから植えつける。
  3. 連作障害:ナス科の連作を避け3~4年以上の期間をあける。
  4. 支柱:果実がたくさんつくと枝折れしやすいため、きちんと支柱立てを行う。
  5. 肥料切れに注意:パプリカの追肥は適切なタイミングで定期的に与える。

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