１．チンゲン菜の特性
チンゲン菜は、結球しない小白菜に分類される野菜です。
ミネラルがとても豊富で、油との相性がよいので、中華料理にもってこいです。
ゆでるときも油を少し入れると風味が良くなります。
しゃきっとした歯ざわりが特徴の野菜です。
チンゲン菜の種まき時期は、春の種まきは4月～5月、秋の種まきは9月～10月です。
チンゲン菜は、畑やプランターにチンゲン菜の種や苗を植えて、家庭菜園でも育てることができる野菜なので、ぜひチャレンジしてみてください。
２．チンゲン菜のおすすめ品種
チンゲン菜のおすすめ品種は、「青帝」「長陽」「夏賞味」「長江」「クーニャン」「夏帝」「シャオパオ」などがあります。
３．チンゲン菜の栽培ポイント
チンゲン菜は高温多湿が苦手なので、育てやすいのは春か秋まきです。
春はトウ立ち（花芽が出始めること）する前に収穫します。
アブラナ科の害虫に注意して、防虫ネットをかけて栽培します。
高温期は寒冷紗などで暑さを避けて栽培します。
４．チンゲン菜の種まきの基本
チンゲン菜は間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
チンゲン菜の種は、大きさは小さく、色は赤黒色をしていて、丸い形をしています。
まず、チンゲン菜の種まきの基本からみていきましょう。
チンゲン菜の種まきの基本は、良い種を選び、4月～5月、9月～10月の適期にまいて覆土と水やりをすることです。
チンゲン菜の発芽をよくするにはこれらをきちんと守る必要があります。
①良いチンゲン菜の種を使う
チンゲン菜の種まきをするには、まず良い種を手に入れます。
チンゲン菜のタネはホームセンターや園芸店で購入することができます。
近くで購入できない場合や、欲しい品種の種がない場合はインターネットで購入すると便利です。
購入する際は、日当たりのよい場所に陳列されていたり、古いタネは避けましょう。
チンゲン菜の種子は寿命が決まっていますので、種袋の裏にある種まき期限も確認しておきましょう。
また、発芽率、病気への抵抗性、薬剤処理の有無なども記載されているので、チェックしておきましょう。
②チンゲン菜の適温時期にまく
チンゲン菜のタネにはそれぞれ発芽適温がありす。
チンゲン菜の発芽適温は一般的に15～25℃で、生育適温は15～25℃です。
種袋の裏に適温の記載があるので、チンゲン菜の栽培時期に合わせて種まきをしましょう。
③チンゲン菜の種に適切な用土を使う
チンゲン菜が育ちやすい畑の土や、プランターの土を用意しましょう。
畑の土はインターネットで購入することができます。
有機成分をふんだんに含む高度熟成バーク堆肥のほか、通気性・排水性を改善するクリンカアッシュ等の各種原料が配合されているので、野菜を育てやすいです。
④チンゲン菜の種まき方法
すじまきでチンゲン菜の種まきを行いましょう。
すじまき方法
棒や板を土に押し付けて、深さ1㎝程度のまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。
⑤きちんと水やりをする
タネをまいたら土を薄く被せ、手で軽く押さえて土と密着させて、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりをします。
チンゲン菜は、3～4日で発芽します。
５．チンゲン菜の苗づくり手順
チンゲン菜をタネから育てる場合は、4月～5月、9月～10月に作業を行います。
畑に直まきもできますが、セルトレイでも種まきできます。
チンゲン菜の苗づくり（セルトレイ）
セルトレイは仕切りがあるため、苗を取り出しやすく、植え替えもしやすいのが特徴です。
セルトレイまきの手順は、以下の通りです。
①セルトレイまき：まき溝を作る
セルトレイに種まき用の土を入れ、土を平らにならした後に、指先で浅いくぼみをつける。
②セルトレイまき：タネをまく
それぞれのくぼみの中に、チンゲン菜のタネを3～4粒ずつまく。
③セルトレイまき：土をかける
チンゲン菜のタネが隠れるように、ふるいで薄く覆土し、軽く手で押さえてタネと土を密着させる。
④セルトレイまき：水やり
セルトレイに種まき後、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
⑤セルトレイまき：間引き
本葉1枚の頃、1本立てにし、本葉3～4枚の苗に仕立てる。
苗が混みすぎると尻部のふくらみのあるよい株には仕上がらないため、葉が重なり合わないように随時間引く。
６．チンゲン菜のプランター栽培
チンゲン菜をプランターで種から栽培する場合は、すじまきが一般的です。
プランターは、標準タイプ（深さ20㎝以上）を用意します。
用土は、市販の野菜用培養土を利用すると便利です。
鉢底石を敷き詰めて、土を8分目くらい入れます。
細い棒を土に押し付けて、深さ1㎝程度のまき溝を作り、1㎝間隔でチンゲン菜のタネをすじまきにします。
土を薄く被せて手で軽く押さえて土と密着させ、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりをします。
発芽後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
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