葉ネギ(青ネギ)の水やり頻度や時間帯は?

葉ネギ(青ネギ)の水やり頻度や時間帯は?

1.葉ネギの水やり

葉ネギの水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか?
葉ネギは、5月~9月に苗を植え付けると簡単に育てることができます。種をまいて育てることもできます。
梅雨の時期や乾燥期に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、葉ネギの水やり方法について順番に解説していきます。

2.葉ネギの栽培と水やり(地植え)

葉ネギは、市販の苗を購入して植え付けると手軽です。種まきから育てる場合は、苗が育つまで約2か月かかります。

土づくり
日当たりと水はけの良い場所を選び、植え付けの2週間以上前に苦土石灰をまいてよく耕しておきます。
1週間前に完熟堆肥と化成肥料を施し、幅60㎝、高さ10㎝の畝を作っておきます。

植え付け
苗の植え付けは、晴れた日の午前中に行います。
一つの植穴に、苗を2~3本ずつまとめて植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せてたっぷりと水やりをします。

水やり
水やりは、株元に静かに与える方法が基本となります。シャワータイプのジョーロでやさしく水をあげましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土が水で流されてしまい、葉ネギがうまく育たない原因になります。

葉ネギの水やりにも使えるジョーロが買えるお店
葉ネギの水やりにジョーロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
お洒落でかわいいジョーロや、水がたくさん入るジョーロなどが豊富にあります。
使う頻度が高いジョーロは、いいものを選びたいですね。

3.葉ネギの栽培と水やり(プランター)

水やり

葉ネギは、苗を購入して植え付けると栽培の手間が省けます。
プランターや鉢に種をまいて育てることもできます。

用土
プランターや鉢は、深さ20㎝以上のものを用意します。
用土は、市販の野菜用培養土を利用すると便利です。

植え付け
苗の植え付けは、晴れた日の午前中に行います。
一つの植穴に、苗を2~3本ずつまとめて植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せてたっぷりと水やりをします。

水やり
プランターや鉢の水やりは、株元に静かに与える方法が基本となります。
土の表面が軽く濡れただけでは水が浸透しないため、水不足になってしまいます。

プランターや鉢はたっぷりと水やりすることで、新鮮な水と酸素を土の中に供給することができます。
一方、土が湿っているときに水やりをすると、根が呼吸できなくなり、窒息状態になるので注意します。

4.葉ネギの高温多湿期の水やり

高温多湿期の水やり

種をまいた場合は、発芽するまでは土が乾燥しないように水やりをします。
地植えの場合は、根付いた後は自然の降雨で足りるので、基本的に水やりの必要はありません。
葉ネギは暑さに強い野菜ですが、夏場に晴天が続いて降雨が無い場合は、朝の涼しい時間帯に株元にたっぷりと水を与えます。

プランター栽培では、土の表面が乾いたら、プランターの底から水が出てくるまでたっぷりと水やりをします。
梅雨の時期の水やりは控えめにし、土の表面が乾いてから水やりをするようにします。
梅雨明け後は気温が急上昇するので、プランター栽培では乾燥に注意します。

5.葉ネギの生育障害と水やり

葉ネギは、発芽するまでは水切れにならないように注意し、土が乾いたら毎日1回水やりをします。
発芽後は過湿を嫌うので、土が乾いたら水やりをします。
水分が多すぎると根が腐ってしまうこともあるので、水のやりすぎに注意します。

葉ネギは連作障害がある野菜ですので、同じ場所で栽培する場合は、1~2年の期間を空けるようにします。
葉を切り取って収穫する場合は、収穫後に追肥を施すようにします。

6.葉ネギの病気と予防

葉ネギは病気に強い野菜ですが、さび病などに注意します。

さび病

さび病は、カビが原因の病気で、梅雨や秋の長雨の時期に多発します。
葉にオレンジ色の斑点ができ、胞子が飛び散ると被害が拡大します。
株が弱くなると発病しやすいため、水はけを良くし、多肥や肥料不足、連作に注意します。
発症した葉は切り取って撤去処分します。

黒斑病(こくはんびょう)

黒斑病はカビによる病気で、葉に楕円形の淡黒色の病斑ができます。
春から秋にかけて発生し、多湿の時期に多発します。
密植を避けて風通しを良くし、肥料切れに注意します。
病原菌は土の中に残存するため、連作を避け、発病した葉は撤去処分します。

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