スミチオン乳剤の使い方・スミチオン効果まとめ!

殺虫剤・農薬

1.スミチオン乳剤とは?

スミチオンはプロ農業から家庭園芸まで、植物の常備薬として使われているので、
よく耳にするけど、スミチオン乳剤の使い方や希釈倍数(薄め方)がわからない。
またどんな害虫に効いて、どれだけの効果があるのかわからないという方のために
スミチオン乳剤の使い方とスミチオンの効果についてまとめました。

スミチオン乳剤は、
野菜や果樹、イネ、麦類、草花、庭木などを加害する害虫に効果のある代表的な園芸用殺虫剤です。
有機リン系殺虫剤で、広範囲の害虫に効果があり、適用作物も多いので、使い勝手がよいのが特長です。

スミチオンの使い方としては、水に薄めて散布して使います。

スミチオンは害虫に良く効きますので、多く使いすぎないように説明書の使い方をよく読み、希釈倍数を守って使うことをお勧めします。
畑や農園の場合には無人ヘリコプターによる散布にも使用できます。

2.スミチオン乳剤の使い方

殺虫剤の散布

スミチオン乳剤の使い方はとても簡単です。
水に薄めて、じょうろや散布用の噴射機などに入れて散布して使います。
希釈倍数は、1000~4000倍です。

3.スミチオン乳剤が使える作物と害虫

家庭菜園

スミチオンは家庭菜園でよく栽培されている野菜や果樹に使うことができます。
家庭菜園以外に、お庭の害虫のお手入れにも使えますので常備しておくとよいでしょう。

スミチオンは、深達性があり、野菜の茎や葉の内部に入ってしまった害虫にも効果を発揮します!
幅広い植物や害虫に対応できる殺虫剤で、薬剤が害虫に接触することで殺虫します。
また、接触毒の効果があるので、薬剤が付着した植物を食べても効果を発揮します。
卵から成虫まで、どの段階でも高い殺虫効果がありますが、
人や環境への影響は少なく、発売以来40年近く経った今でも、その高い効果と安全性が評価されています。

家庭菜園で良く育てられている作物にスミチオン乳剤を使う場合の
適用害虫、希釈倍数、総使用回数になります。
参考にしてみてください。

スミチオン乳剤の使い方
■トマト
適用害虫:アブラムシ類、オオニジュウヤホシテントウ
希釈倍数:2,000倍
総使用回数:2回以内

■ナス
適用害虫:アブラムシ類、テントウムシダマシ類
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:5回以内

■ジャガイモ
適用害虫:アブラムシ類、テントウムシダマシ類
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:6回以内

■キュウリ
適用害虫:アブラムシ類、アザミウマ類
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:5回以内

■カボチャ
適用害虫:アブラムシ類、アザミウマ類
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:3回以内

■タマネギ
適用害虫:アブラムシ類、アザミウマ類
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:2回以内

■ネギ
適用害虫:アブラムシ類、アザミウマ類、ネギコガ
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:2回以内

■ホウレンソウ
適用害虫:ホウレンソウケナガコナダニ
希釈倍数:2,000倍
総使用回数:2回以内

■ソラマメ
適用害虫:アブラムシ類
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:3回以内

■トウモロコシ
適用害虫:アワノメイガ、カメムシ類
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:4回以内

■ブドウ
適用害虫:アブラムシ類、ブドウスカシバ、ブドウトリバ
希釈倍数:1,000~2,000倍
適用害虫:ハマキムシ類、ブドウトラカミキリ
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:2回以内

■イチゴ
適用害虫:アブラムシ類
希釈倍数:1,000~2,000倍
総使用回数:2回以内

■オリーブ
適用害虫:オリーブアナアキゾウムシ
希釈倍数:50倍
総使用回数:3回以内

■芝
適用害虫:コガネムシ類の幼虫、シバツトガ、スジキリヨトウ、シバオサゾウムシ
希釈倍数:1,000倍
総使用回数:6回以内

4.スミチオン乳剤は害虫に効果的?

害虫

はじめは、小瓶(100ml)でもよいですが、
慣れてくると大きなボトル(500ml)の方がお買い得なのでおすすめです。
家庭菜園や、花壇、お庭の芝の害虫など、意外にも使い始めると色々な場所で重宝してくれます。

〇アブラムシに効果的
繁殖力が旺盛で気が付くと葉や茎にびっしりついてしまうアブラムシ。
数が増えすぎてしまう前に、1000倍にうすめたスミチオンを使うと
アブラムシの大量発生を防ぐことができ効果的です。

〇毛虫に効果的
毛虫退治にはスミチオンを年2回~3回庭木等に散布を行うことによって、大きな害虫の発生を抑え込むことができます。
また、秋口にかけての突発的な毛虫の発生には、毛虫の発生の初期段階で散布すればほぼ全滅できます。
庭木に薬害が少なく、対応害虫種が広いので、スミチオンは使い勝手が良いです。

〇カメムシに効果的
家庭菜園をしていると必ずと言っていいほど見かけるカメムシ。
スミチオンはカメムシにも効果的です。
葉っぱに複数のカメムシがびっしりと付いている場合などがありますが、
このカメムシ本体に向かってスミチオンを散布してください。
すぐにカメムシは逃げては行きませんが、大量のカメムシも
数時間後には姿を消し、退治することに成功できると思います。

〇バッタに効果的
葉っぱを食い散らすバッタ達に困ってしまったことはありませんか?
スミチオンはバッタにも効果的です。バッタや葉にスミチオンを散布すると、
みんなピョンピョン跳んで逃げて行き、散布以来葉っぱが食べられることが
少なくなっていくと思います。
もし食べられたとしても、薬剤が付着した葉っぱを食べても効果を発揮しますので
バッタの数が減っていきます。

諦めかけていた虫にも一度スミチオンを使ってみると、以外にもあっさり解決できた
なんてこともありますので、試しに使ってみる価値はあると思います。

散布して、数時間後には虫がガンガン落ちて来ると思いますので、
頭上や足元など、虫の落下に気を付けてスミチオンの散布を行って下さい。

5.スミチオン乳剤の薬害等の注意

農薬

スミチオンはボルドー液との混用は散布直前に行い、早めに使用してください。その他のアルカリ性の強い農薬とは混用しないでください。
スミチオンはアブラナ科植物(ダイコン・コマツナ・ストックなど)には使用できませんので。アブラナ科植物には薬害がありますのでかからないようにしてください。
ほうれん草の幼苗期は薬害が出ることがあるため、使用は避けてください。
芝のコガネムシ類幼虫には、スミチオンが土壌中に十分しみ込むようじょうろ等で1㎡当り3リットルを散布してください。
果樹のカメムシ類に対しては、発生に応じて上限使用回数以内で繰り返し散布をしてください。

6.スミチオン乳剤の安全使用上の注意

手袋・マスク・メガネ

スミチオン乳剤を使用する際には、マスク、手袋、メガネを着用しましょう。
スミチオン乳剤を入れる容器は、液体が漏れて手や衣服にかからないようしっかりした構造のものを使用してください。
また、体調のすぐれない時は散布を行わないようにしましょう。
誤飲や、眼に入らないように注意し、もしも眼に入ってしまった場合は直ちに水洗し、眼科を受診してください。
皮膚に付着しないよう注意してください。皮膚に付いた場合は直ちに石けんでよく洗い落としてください。
かぶれやすい人は取扱に十分注意してください。
スミチオン乳剤使用後の空容器は3回以上洗浄してから処理するようにしましょう。

以上がスミチオン乳剤の使い方とスミチオンの効果についてです。
使い方と用途をきちんと守って、家庭菜園やガーデニングを楽しみましょう!





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