1.エゴマの植え付け時期
エゴマは、いつ植えるのか疑問に思っている方が多いですが、エゴマは一般的には、夏植えをして育てていきます。
エゴマの植え付け時期は、6~7月が最適となります。
気温は20~25℃が適しています。
エゴマは種から育てることもできますが、苗を買って育てることも可能です。
種を袋で購入すると、たくさん入っているため、育てる株数が少ない場合も苗を購入した方が楽に栽培できます。
エゴマ苗は、色々な品種が販売されておりホームセンターやインターネットから簡単にを手に入れることができますので、6~7月になったら植え付けをするエゴマ苗を用意しましょう。
2.エゴマの植え付けポイント
エゴマを植え付ける際には、良い苗を選んで植え付けるのがポイントです。
悪い苗を植えてしまうと、エゴマ苗がうまく成長しなかったり、病害虫が発生したり、枯れてしまうリスクがあるため避けましょう。
良いエゴマ苗の見分け方
以下の特徴を持つエゴマ苗は、元気に育つ可能性があるので、植え付けをしていきましょう。
全体がしっかりとした印象がある苗を選ぶとよいでしょう。
①新芽が伸びている
エゴマ苗に新芽が伸びていて、順調に生育している苗を選びます。
この時、成長点が傷んでいないことも確認します。
②病斑、虫食い跡がない
エゴマの葉っぱや茎は、病害虫に侵されやすいので、被害のあとがない苗を選びます。
③葉の状態が良い
葉の緑色が濃く、充実したエゴマの葉がついている苗を選びます。
④茎が太く節間が狭い
茎が太く、節間がほどよく詰まっているエゴマ苗は丈夫なので、選んでいきます。
悪いエゴマ苗の見分け方
以下の特徴を持つエゴマ苗は、うまく育たない可能性があるので、植え付けからは外しておきましょう。
茎葉が貧弱で、全体に弱々しい印象がある苗は避けるとよいでしょう。
①エゴマの茎が軟弱
エゴマの茎が細く軟弱で軟らかく、ひょろひょろとしている苗は避けましょう。
②葉っぱの状態が悪い
葉が枯れていることがあるので、葉が枯れたり黄色に変色している苗は避けましょう。
葉が小さく育ちの悪い苗も避けます。
③害虫がついている
エゴマ苗は、葉っぱや茎にアブラムシなどの虫がついている場合があるため、虫がついている苗は避けましょう。
④地ぎわに病根がある
鉢底からエゴマの根っこが出ていると、根から苗が傷んだり、病害虫に侵されているリスクがあるため避けます。
3.植えつけに適した天気
エゴマの植え付けには、適した天候があります。
エゴマ苗の植えつけは、6~7月の時期に行いますが、その時期としては比較的暖かく、好天で風のない穏やかな日に植えます。
午前中に植え付けるのがよいでしょう。
午後の陽射しでエゴマの根がはりやすくなるので活着がよくなります。
植えたての苗はまだ弱いので、強い雨や風は大きなストレスとなるので避けます。
4.エゴマ苗の植え付け方法
いよいよエゴマ苗を植え付けていきます。
植え付け時には、軍手、スコップ、ジョーロがあると便利です。
ポットにタネをまいて育苗した苗も、購入した苗も植え付け方法は基本的に同じです。
エゴマの植え付け場所は、日当たりと水はけと風通しの良い場所が適します。
①植え穴の準備
畑やプランターの土が乾いている場合は、最初にたっぷり水やりをしておきます。
エゴマの植え穴は、スコップを使い根鉢より大きめの植え穴を掘ります。
エゴマの株間は30~40cmにします。
大型サイズ(深さ20㎝以上)で栽培する場合は、2~3株が栽培目安となります。
②根鉢を取り出す
ポットからエゴマ苗を根鉢ごと取り出しやすくするために、十分灌水します。
エゴマの株元を2本の指で挟み、ポットを逆さにして押し出すようにすると根鉢が取り出せます。
ポットから抜くときは根鉢を崩さないように気を付けます。
苗はできるだけ根を切らないようていねいに取り、根鉢が崩れないように植え穴に入れます。
根が切れてしまうと、エゴマ苗の育ちが悪くなりますので気を付けましょう。
③エゴマの苗を植える
本葉が4~5枚の丈夫な苗を、根鉢を崩さないようにして植え付けます。
エゴマ苗は根鉢の上面が用土の高さとそろう程度の高さに植えます。
穴が深すぎて、子葉を埋めてしまうような深植えは苗がうまく成長しないので避けましょう。
エゴマ苗を植え付けるときは、子葉を埋めてしまうような深植えに注意し、根鉢の上面が用土の高さと同じになるように植えます。
浅すぎると、苗が乾いて活着が悪くなり、深すぎると、腐ったり病害虫が出やすくなります。
植え終わったら、掘り出した土を寄せ、株元を軽く押さえて苗を落ち着かせます。
④水やりをする
小さな苗は、ジョウロのハス口を上に向けてやさしく水やりをします。
大きな苗は、ハス口をはずして株元にたっぷり与えます。
根付いた後は自然の降雨で足りるので、基本的に水やりの必要はありません。
夏場は乾燥しやすいので、梅雨明け後に敷きわらを施して乾燥を防止し、水やりを入念に行うようにしましょう。
プランター栽培の場合は土が乾燥しやすいので、夏場は1日2回水やりを行い、敷きわらを施して乾燥を防止します。
5.エゴマの植え付け後の追肥
エゴマの肥料は、元肥だけで足りるため追肥は特に必要ありません。
窒素肥料を多く施すと草丈が伸び過ぎて、病害虫も発生しやすいので注意しましょう。
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