1.スイカの追肥とは?
スイカなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。
スイカに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。
スイカはカリウム、βカロテン、シトルリン、リコピンを含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
スイカは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいスイカを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。
肥料の吸収は、スイカが育つにつれて大きくなっていきますので、その吸収に対応できるように肥料を切らさないように追肥することが必要です。
また、雨が降ったり、灌水することによって土壌中から栄養成分の流亡もあるため、それを補うためにも追肥が必要です。
スイカは追肥をしないと、うまく育たなくなり、食べれないスイカも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。
2.スイカの追肥時期はいつか?
スイカの追肥は2回以上行います。
1回目の追肥は、スイカの植え付け20~25日後に行います。
スイカの植え付け時期は、4月~5月なので、追肥は5月~6月頃に行います。
2回目の追肥は、スイカの果実がソフトボール位の大きさになったころに行います。
3.スイカの追肥方法
スイカの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、スイカの追肥は『油粕』や『化成肥料』を使用します。
スイカに適した肥料の成分
インターネットでは『スイカに適した肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
動物有機と植物有機を独特な方法で加工し製品化した高品質の使いやすい粒状アミノ酸入り肥料です。
吸収されやすいアミノ酸などを豊富に含むので、食味の向上などが期待でき、味にこだわる野菜づくりに特におすすめの肥料です。
スイカの追肥におすすめの肥料
1回目の追肥方法
スイカの1回目の追肥は、スイカの植え付け20~25日後に行います。
指先でマルチに穴をあけて、油粕大さじ1杯を施します。
2回目以降の追肥方法
スイカの2回目以降の追肥は、果実がソフトボール位の大きさになったころに行います。
溝を作って化成肥料大さじ2杯を施し、土寄せを行います。
4.スイカの追肥の注意点
スイカの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
美味しいスイカを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、美味しく育てようとして肥料を与えすぎるとスイカに害虫がつきやすくなったり、追肥を施すことによって雑草が生えやすい環境になってきます。
放置すると雑草に、スイカが育つための栄養分や水分を吸い取られてしまい、害虫も住みやすくなるため、定期的に除草するようにし、肥料の与えすぎには気をつけるようにしましょう。
窒素の量にも注意が必要です。窒素が多すぎると、葉が伸び、実がつかなくなってしまいます。
逆に窒素が少なくリン酸が多くなると、花や花房のつきは良くなりますが、生育が衰えやすくなります。
またスイカは、窒素過多の場合にうどんこ病などの病気が発生しやすいので、追肥の量に気をつけましょう。
5.スイカの栽培ポイント
スイカは、アフリカの中南部が原産地で、よい天気が続き雨が少ないほど、甘くておいしい果実が実ります。
ジューシーで甘さがあるスイカは、老若男女問わず人気の野菜です。
スイカを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。
- 日光:野菜の中では、最も強光を好みます。日当たりの良い場所で育てましょう。
- 連作障害:5年~6年間は同じ場所に植えないようにしましょう。
- 土づくり:植え付けの約2週間ほど前から苦土石灰を全体にまいて、1週間前には堆肥と化成肥料を、やや控えめにまいて良く混ぜ込みます。
- 苗:葉に厚みがある物を選び、病気や害虫の付着がないかを確認します。
- 肥料切れに注意:スイカの追肥は適切なタイミングで定期的に与える。
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