１．ニンジンの追肥とは？
ニンジンなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。
ニンジンに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。
ニンジンはβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウムなどを豊富に含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
ニンジンは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいニンジンを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。
ニンジンは追肥をしないと、小さなニンジンしか収穫できなくなり、食べれないニンジンも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。
ニンジンは家庭菜園でも人気の野菜で、『ピッコロ』『ベーターリッチ』『グランプリ』『恋ごころ』『向陽二号』『Dr.カロテン5』『揚州五寸』『パワフルレッド』など色々な品種がありますが、一般的には追肥を行って育てます。
２．ニンジンの追肥時期はいつか？
ニンジンは、根の成長を促すために、3回に分けて間引きを行いますが、追肥は、2回目と3回目の間引き後に行います。
1回目の追肥時期
本葉3～4枚の頃に、葉と葉が重ならないように株間を3～4cm間隔になるように間引き、間引き後に追肥を行います。
2回目の追肥時期
本葉5～6枚の頃に、株間を10～12cm間隔になるように間引き、間引き後に追肥を行います。
３．ニンジンの追肥方法
ニンジンの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、ニンジンの追肥は『化成肥料』を使用します。
ニンジンに適した肥料の成分
インターネットでは『ニンジンに適した肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
動物有機と植物有機を独特な方法で加工し製品化した高品質の使いやすい粒状アミノ酸入り肥料です。
吸収されやすいアミノ酸などを豊富に含むので、食味の向上などが期待でき、味にこだわる野菜づくりに特におすすめです。
ニンジンの追肥におすすめの肥料
1回目の追肥方法
ニンジンの1回目の追肥は、2回目の間引き後に行います。
追肥は化成肥料30g/㎡を施し、周りの土とよく混ぜて株元に土寄せをします。
2回目の追肥方法
ニンジンの2回目の追肥は、3回目の間引き後に行います。
追肥は1回目と同様、化成肥料30g/㎡を施し、周りの土とよく混ぜて株元に土寄せをします。
ニンジンは、肩の部分が出すぎていると、緑化して品質が落ちてしまうため、それを防ぐために土寄せを行います。
特に冬越しをする場合には、多めに土寄せをしておきます。
４．ニンジンの追肥の注意点
ニンジンの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
太ったニンジンを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、大きく育てようとして肥料を与えすぎるとニンジンに害虫がつきやすくなったり、葉っぱばかりが茂って、肝心の土の中のニンジン部分が育たないなどの問題が起こりますので、肥料の与えすぎには気をつけましょう。
肥料は根に触れないように
肥料が根に触れると腐る原因になるため、根っこなどに直接触れないように注意しましょう。
肥料はニンジンの株から少し離れた場所にまいて、土と軽く混ぜ合わせて土寄せするようにします。
５．ニンジンの栽培ポイント
ニンジンを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。
- 種まき：夏まきは雨後に撒き、籾殻などで保湿、防寒のため被覆し、発芽をよくする。
- 水分：発芽するまで土を乾燥させない。
- 栽培土壌：土は深めに耕し、石などの障害物を除去する。
- 除草：雑草の勢いに負けないように除草を行う。
- 追肥をする：追肥と土寄せを2回行う。
ニンジンの追肥を読んだあなたにおすすめの記事：
