ハクサイの植え付け方法(植え付け時期:9月)

ハクサイの植え付け方法

1.ハクサイの植え付け時期

ハクサイは、いつ植えるのか疑問に思っている方が多いですが、ハクサイは一般的には、秋植えをして育てていきます。
ハクサイの植え付け時期は、9月が最適となります。
気温は15~20℃が適しています。

ハクサイは種から育てることもできますが、苗を買って育てることも可能です。
種を袋で購入すると、たくさん入っているため、育てる株数が少ない場合も苗を購入した方が楽に栽培できます。

ハクサイ苗は、色々な品種が販売されておりホームセンターやインターネットから簡単にを手に入れることができますので、9月になったら植え付けをするハクサイ苗を用意しましょう。

2.ハクサイの植え付けポイント

野菜苗

ハクサイを植え付ける際には、良い苗を選んで植え付けるのがポイントです。

悪い苗を植えてしまうと、ハクサイ苗がうまく成長しなかったり、病害虫が発生したり、枯れてしまうリスクがあるため避けましょう。

良いハクサイ苗の見分け方

以下の特徴を持つハクサイ苗は、元気に育つ可能性があるので、植え付けをしていきましょう。
全体がしっかりとした印象がある苗を選ぶとよいでしょう。

①新芽が伸びている

ハクサイ苗に新芽が伸びていて、順調に生育している苗を選びます。
この時、成長点が傷んでいないことも確認します。

②病斑、虫食い跡がない

ハクサイの葉っぱや茎は、病害虫に侵されやすいので、被害のあとがない苗を選びます。

③葉の状態が良い

葉の色が濃く、充実したハクサイの葉がついている苗を選びます。

悪いハクサイ苗の見分け方

以下の特徴を持つハクサイ苗は、うまく育たない可能性があるので、植え付けからは外しておきましょう。
葉が貧弱で、全体に弱々しい印象がある苗は避けるとよいでしょう。

①ハクサイの茎が軟弱

ハクサイの茎が細く軟弱で軟らかく、ひょろひょろとしている苗は避けましょう。

②葉っぱの状態が悪い

葉が枯れていることがあるので、葉が枯れたり黄色に変色している苗は避けましょう。
葉が極端に小さく育ちの悪い苗も避けます。

③害虫がついている

ハクサイ苗は、葉っぱや茎にアブラムシなどの虫がついている場合があるため、虫がついている苗は避けましょう。

④地ぎわに病根がある

鉢底からハクサイの根っこが出ていると、根から苗が傷んだり、病害虫に侵されているリスクがあるため避けます。

3.植えつけに適した天気

ハクサイの植え付けには、適した天候があります。
ハクサイ苗の植えつけは、9月の時期に行いますが、その時期としては比較的暖かく、好天で風のない穏やかな日に植えます。

午前中に植え付けるのがよいでしょう。
午後の陽射しでハクサイの根がはりやすくなるので活着がよくなります。
植えたての苗はまだ弱いので、強い雨や風は大きなストレスとなるので避けます。

4.ハクサイ苗の植え付け方法

苗の植え付け

いよいよハクサイ苗を植え付けていきます。
植え付け時には、軍手、スコップ、ジョーロがあると便利です。
ポットにタネをまいて育苗した苗も、購入した苗も植え付け方法は基本的に同じです。
ハクサイの植え付け場所は、日当たりと風通しの良い場所が適します。

①植え穴の準備

畑やプランターの土が乾いている場合は、最初にたっぷり水やりをしておきます。

ハクサイの植え穴は、スコップを使い根鉢より大きめの植え穴を掘ります。
ハクサイの株間は40~50㎝にします。
プランターは、幅65cm、深さ20㎝以上のものを用意し、ミニ品種であれば、株間20~30㎝で2~3株が栽培目安です。

②根鉢を取り出す

ポットからハクサイ苗を根鉢ごと取り出しやすくするために、十分灌水します。
ハクサイの株元を2本の指で挟み、ポットを逆さにして押し出すようにすると根鉢が取り出せます。
ポットから抜くときは根鉢を崩さないように気を付けます。

苗はできるだけ根を切らないようていねいに取り、根鉢が崩れないように植え穴に入れます。
根が切れてしまうと、ハクサイ苗の育ちが悪くなりますので気を付けましょう。

③ハクサイの苗を植える

本葉が6~7枚の丈夫な苗を、根鉢を崩さないようにして植え付けます。

ハクサイ苗は根鉢の上面が用土の高さとそろう程度の高さに植えます。
穴が深すぎて、子葉を埋めてしまうような深植えは苗がうまく成長しないので避けましょう。

ハクサイ苗を植え付けるときは、子葉を埋めてしまうような深植えに注意し、根鉢の上面が用土の高さと同じになるように植えます。
浅すぎると、苗が乾いて活着が悪くなり、深すぎると、腐ったり病害虫が出やすくなります。

植え終わったら、掘り出した土を寄せ、株元を軽く押さえて苗を落ち着かせます。

④水やりをする

小さな苗は、ジョウロのハス口を上に向けてやさしく水やりをします。
大きな苗は、ハス口をはずして株元にたっぷり与えます。

ポット苗を植え付けた場合は、苗が根付くまでの約1週間は株元にたっぷりと水やりをします。
畑栽培では、苗が根付いた後は自然の降雨で足りるので、基本的に水やりの必要はありません。

土がひどく乾いているときは、午前中に水やりをします。
プランター栽培では、苗が根付いた後は、土の表面が乾いたら容器の底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

5.ハクサイの植え付け後の害虫対策

畑のハクサイ

ハクサイは、アオムシやアブラムシなどの害虫がつきますので、葉をチェックするようにしましょう。
苗のときに食害を受けると結球できなくなっていまいます。
害虫被害を少なくするため、防虫ネットや寒冷紗を掛けて害虫の飛来と産卵を防ぎましょう。

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