１．ゴボウの追肥とは？
ゴボウなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。
ゴボウに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。
ゴボウはイヌリン、リグニン、セルロースなどの食物繊維が豊富な野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
ゴボウは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいゴボウを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。
肥料の吸収は、ゴボウが育つにつれて大きくなっていきますので、その吸収に対応できるように肥料を切らさないように追肥することが必要です。
また、雨が降ったり、灌水することによって土壌中から栄養成分の流亡もあるため、それを補うためにも追肥が必要です。
ゴボウは追肥をしないと、うまく育たなくなり、食べれないゴボウも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。
ゴボウは家庭菜園でも人気の野菜で、『山田早生』『サラダむすめ』『ダイエット』『百日一尺』など色々な品種がありますが、一般的には追肥を行って育てます。
２．ゴボウの追肥時期はいつか？
ゴボウの1回目の追肥は、2回目の間引き後に行います。
2回目の間引きは、本葉3～4枚の頃です。
以後は、2週間に1回追肥します。
間引いたものは、葉ゴボウとして、油炒めや天ぷらにして食べることができます。
３．ゴボウの追肥方法
ゴボウの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、ゴボウの追肥は『化成肥料』を使用します。
ゴボウに適した肥料の成分
インターネットでは『ゴボウに適した肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
ゴボウに適した肥料の成分比は、チッソ7、リン酸9、カリ9の割合などです。
粒状の原料を配合した、有機質60%以上の肥料で、元肥・追肥に使えます。
根を食する野菜専用の肥料なので、ゴボウ栽培におすすめです。
ゴボウの追肥におすすめの肥料
1回目の追肥方法
ゴボウの1回目の追肥は、本葉3～4枚の2回目の間引き後に施します。
化成肥料を1㎡当たり20～30ｇを施し、表面の土と肥料を軽く混ぜて、株元に土を寄せます。
2回目以降の追肥方法
2回目以降の追肥は、2週間に1回化成肥料を1㎡当たり20～30ｇを施し、表面の土と肥料を軽く混ぜて、株元に土を寄せます。
プランター栽培の追肥方法
2回目の間引きが終わったら追肥をします。
化成肥料2～3ｇを株の周りに施し、土と軽く混ぜてから株元に土寄せします。以後は、2週間ごとに同様に追肥を施します。
４．ゴボウの追肥の注意点
ゴボウの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
美味しいゴボウを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、美味しく育てようとして肥料を与えすぎるとゴボウに害虫がつきやすくなったり、追肥を施すことによって雑草が生えやすい環境になってきます。
放置すると雑草に、ゴボウが育つための栄養分や水分を吸い取られてしまい、害虫も住みやすくなるため、定期的に除草するようにし、肥料の与えすぎには気をつけるようにしましょう。
５．ゴボウの栽培ポイント
ゴボウを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。
- 栽培場所：日当たりと水はけの良い場所で栽培する。
- 間引き：間引きを適時に行い、株間を広くとる。
- 種まき：種まきの際は土は薄くかける。
- 発芽：発芽しにくいため、あらかじめ浸水処理を行っておく。
- 肥料切れに注意：ゴボウの追肥は適切なタイミングで定期的に与える。
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