デストロイヤー(じゃがいも)の名前の由来は?

デストロイヤーはどんなジャガイモ?

1.デストロイヤー(じゃがいも)とは?

テレビでも取り上げられるようになったデストロイヤーとは、どのようなジャガイモなのでしょうか?

デストロイヤーは、「レッドムーン」から生まれた、皮色は赤と紫のまだらの珍しいジャガイモです。
芽が赤く、見た目はマスクをかぶったような外観をしています。

サツマイモとジャガイモを掛け合わせたような形と味をしており、肉色は黄色で、肉質は「レッドムーン」に比べ、やや粉質で、「ニシユタカ」より粘質です。
味は、栗やサツマイモのような甘みがするジャガイモ品種です。

デストロイヤーは、「グラウンド・ペチカ」、「グランドペチカ」、「グラウントペチカ」、「グラントペチカ」など、色々な呼び方がありますが、「デストロイヤー」という呼び方が有名です。

デストロイヤーは、春植えすることができる野菜で、植え付けは2~3月です。
成長すると、紫色の綺麗な花を咲かせます。
デストロイヤーは丈夫なジャガイモで、やせ地でも育ちます。
また、耐陰性があるため日陰でも栽培可能で、無農薬でも病害虫被害を受けずに収穫できるため家庭菜園初心者でも育てやすいジャガイモです。

デストロイヤーの栽培データ
■デストロイヤーの栽培難易度: ★★★☆☆
■分類:ナス科ナス属
■原産地:日本
■デストロイヤーの旬:5~6月
■栽培時期:春植え
植え付け:2~3月、収穫時期:5~6月
■連作障害:あり(2~3年あける)
■好適土壌pH:5.0~6.0
■生育適温:15~20℃

2.デストロイヤーはどこで購入できる?

デストロイヤーは、農産物直売所やスーパー、インターネットなどで購入することができます。
種芋もインターネットで購入することができますので、デストロイヤーは家庭菜園で栽培することができる野菜です。

食用のデストロイヤーを購入する

デストロイヤーを食べたことがあるという方は少ないと思いますので、どんなジャガイモか1度食べてみたい方は、購入して食べてみることをおすすめします。
インターネットから手軽に購入することができます。

種芋のデストロイヤーを購入する

デストロイヤーの種芋を購入したい方はこちらから購入することができます。

3.デストロイヤーの値段は?

デストロイヤーは、スーパーやインターネットなどで500gで400円~500円ぐらいの値段で買うことができます。
500円ぐらいで、5~6個位の芋を購入することができます。

4.デストロイヤー(じゃがいも)の名前の由来

ジャガイモデストロイヤーの収穫

デストロイヤーは、赤と紫の毒々しい色が特徴のジャガイモも品種です。
デストロイヤーの正式名は「グラウンド・ペチカ」ですが、プロレス選手のような、覆面マスクをかぶっているようにみえるため「デストロイヤー」と名付けられました。
デストロイヤーの名前の由来は、登録出願をしたときの「デストロイヤー」という名前が通称名として広がったからです。

お店などで、デストロイヤーを探す際には、デストロイヤーではなく、正式名称の「グラウンド・ペチカ」の方の商品名がメインで記載されていることが多いので、「グラウンド・ペチカ」で探してみると良いでしょう。

「グラウンド・ペチカ」の「ペチカ」は、ロシア式の暖炉を意味する言葉です。
ジャガイモの真っ赤な芽を「地面(グラウンド)から暖炉(ペチカ)の炎が出てる」と例えて、「グラウンド・ペチカ」と名付けられました。

5.デストロイヤー(じゃがいも)の特徴

デストロイヤー(じゃがいも)の花

デストロイヤーは一般的なジャガイモと比べて何が違うのでしょうか?
デストロイヤーの、特徴についてご紹介します。

見た目

デストロイヤーは、なんといってもその見た目が特徴的です。
赤と紫のまだらの皮に真っ赤な芽がついており、覆面マスクをかぶっているようにみえる、インパクトが強い品種のジャガイモです。

デストロイヤーの皮は、サツマイモの皮に似た赤紫色をしていますが、サツマイモよりも皮が薄いため、簡単に皮ごと食べることができます。
デストロイヤーは、一般的なジャガイモやサツマイモと異なり、「芽」の部分が鮮やかな赤色をしているのが特徴です。

切り口はジャガイモよりも淡い黄色をしており、サツマイモや栗に近い色です。
サツマイモのような味をしていますが、実の部分に繊維質はなく、なめらかな見た目をしており、食べやすいです。

デストロイヤーは煮崩れしないことも特徴なので、煮物にしてもキレイな見た目を保つことができます。
煮物にすると味がよく染み込むのも特徴です。

香り

デストロイヤーはふかすなどして温めると、焼き芋やホットケーキのような甘い香りがします。
一般的なジャガイモやサツマイモよりも早く熱が通るのが特徴です。
電子レンジで加熱した場合、2分加熱したぐらいから甘くて美味しそうな香りがしてきます。

デストロイヤーはジャガイモというよりはサツマイモの味に近く、スイートポテトを食べているような甘さがあります。

一般的なジャガイモに比べて甘みが強く、濃厚でコクがあるため、お菓子作りにも向いているジャガイモです。

デストロイヤーはでんぷん質も多く含まれているため粘り気があり、レンジで温めて食べるとほくほくとしたな食感を楽しめます。
甘さを活かした粕汁にしても美味しいです。

6.デストロイヤーのレンジ料理

デストロイヤーのおすすめ料理は、じゃがバターです。
デストロイヤーを育てている農家の方もおすすめしている食べ方ですので、ぜひ1度試してみてください。
電子レンジでの調理法はとても簡単です。

じゃがバターの作り方

① デストロイヤーの皮についている土を良く洗い流しておく。

② 皮つきのまま、まるごとラップに包みお皿にのせて電子レンジ(500W)3分加熱する。

③ 加熱したデストロイヤーのラップをはずし、食べやすい大きさに包丁で切る。

④お皿に盛りつけ、お好みでバターと塩をかけて完成。

7.デストロイヤーの保存方法

デストロイヤーは、長期間保存しても味が落ちにくく傷みにくいといわれています。
保存する際には、水で洗ってしまわずに、土が付いた状態で保存します。

デストロイヤーを保存する際は、ダンボールや保存袋に入れて風通しの良い場所で保存します。
収穫したジャガイモは呼吸をしているので、密閉しないで日光にあたらないようにすることが重要です。

8.デストロイヤーの毒素に注意

デストロイヤーの芽の部分は毒素が含まれていますので注意しましょう。
デストロイヤデストロイヤーも一般的なジャガイモ同様に、芽の部分には毒素が含まれています。

芽を取り除かないで食べてしまうと嘔吐や腹痛、下痢やめまいなどの症状が出てしまう恐れがありますのでデストロイヤーを使用する場合は、芽をしっかりと取り除いてから調理しましょう。

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