1.オクラの後作に植えたほうが良い野菜
オクラの後作にどんな野菜を植えればよいかわからなかったり、
悩んだりしていませんか?
オクラの科目はアオイ科です。
元々がアフリカ原産の野菜なので他の日本の野菜と比べても異質な存在で、どの野菜とも被らないのが実情です。
同じ種類の野菜を後作することは避けなければなりませんが、オクラのように被りがない野菜であれば、さほど気にしなくても大丈夫です。
もちろん、オクラは肥料をそれなりに吸収するため、後作を行う際は十分に肥料を確保しておくことが大切です。
オクラの後作に良い野菜はいくつかありますので、
オクラの後作について順番にみていきましょう!
オクラの収穫時期は、だいたい6月~8月頃なので、夏から秋にかけて植えていけるオクラの後作と相性の良い野菜を見ていきましょう。

オクラの次に後作した方が良いものには、タマネギ、ソラマメなどの野菜が挙げられます。
タマネギはビタミンB1・B2や、カルシウム、リンや鉄分などミネラルを多量に含み、栄養価が高い野菜です。
丁度、オクラを収穫した後から栽培することができるためおすすめです。
ソラマメ栽培の特徴は、種まきも苗の植え付けもそれほど難易度が高くないことです。
あまり手間がかかりませんので、家庭菜園の初心者でも気軽に挑戦することができる野菜の一つです。
2.後作した方が良い理由

特に後作した方が良いものはオクラの収穫時期の直後に植えられるタマネギがおすすめです。
タマネギは暑さを嫌うため、オクラの後に植えることができ、根瘤病の影響も受けにくいことが大きいです。
初心者でも簡単に栽培できることから、プランターなどで育てる人も多いです。
ソラマメもオクラの後作におすすめの作物です。
ソラマメは病気にある程度強いことから、オクラの影響をほとんど受けません。
オクラを収穫した秋口あたりから植えられるので、栽培時期的にもオクラの後作におすすめです。
3.オクラの後作に植えないほうが良い野菜

オクラは元々アフリカ原産の植物であり、乾燥にも日差しにも強いというタフな植物とされています。
その分、肥料の吸収が激しく、土壌が肥料不足になってしまう可能性があります。
こうしたことから根菜系はできるだけ後作しない方が良いものとされており、特にゴボウや大根などは避けた方が良いものとされています。
4.後作しない方が良い理由

後作しない方が良い理由としては根瘤病菌の影響が考えられます。根瘤病は文字通り根にコブができる病気です。
アブラナ科の野菜に発生する病気であり、オクラとは関係ありませんが、土の中に根瘤病菌がおり、それがオクラの根につきやすいというのが要因として考えられます。
根瘤病は放っておくと、野菜の生育を防ぎ株全体を死なせてしまう恐れがあり、大変厄介な病気です。
ゴボウが適さない理由はまさに根瘤病菌が要因です。
ネコブセンチュウと呼ばれる虫が土の中におり、それが繁殖することがあります。
すると、ゴボウの生育に影響を与えて結果的に全滅させてしまうこともあります。
ですので、オクラの後に根菜系は植えないほうが無難です。
オクラを栽培すると最低でも1年、長くて数年以上は休ませる必要があります。
連作自体避けられますが、もし後作をする場合にはオクラの根が取りきれているかをチェックする必要があります。
オクラの根に根瘤病菌がついているためで、野菜を病気から守るために、根を徹底的に取り除く必要があります。
これらのことをして、後作に良い野菜を植えていくことがおいしい野菜を栽培していくコツになります。
オクラの後作には、後作に良いタマネギ、ソラマメなどの野菜を積極的に取り入れて植えていくと良いでしょう。
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