■目次
1.土の捨て方を間違えていませんか?
家庭菜園で野菜を育てていると、使い終わった土やいらなくなった土を捨てたいと思ったことがあると思います。
また、引っ越しなどで土を処分したいと思っている方も多いと思います。
いらなくなった土は捨てる際に、ビニール袋に入れて、ゴミ置き場に出しておけばゴミの日に回収してくれると思っている方がいますが、それは間違いです。
実は、土の捨て方を知らない方が多いのですが、園芸用の土は『自然物』であり『廃棄物』ではないので、ごみとして処理できません。
ほとんどの地区でそのままゴミとして捨てることはできないのです。
では、どこに捨てればよいのでしょうか?
土を捨てる際にどのような手順で、どこに捨てたらよいか、処分方法がわからない方のために、今回は土の捨て方をご紹介していこうと思います。
2.土を自治体に回収してもらって処分する方法
■東京23区の土の処分・回収
土を回収して処分してくれる自治体は非常に少ないのが実情です。
しかし一部の区では、清掃事務所や小学校、地域センターなどで、いらなくなった土の回収を行っています。
事前連絡をしてからでないと、回収してくれない場所もありますので、詳しくは各自治体のホームページや、電話案内をご確認ください。
地域(区) | 土の処分方法 |
---|---|
千代田区 | 千代田区では、土・砂は清掃事務所で収集できません。 自然物なのでごみとして処理できません。 清掃事務所で処理業者を紹介してもらえます。 |
中央区 | 中央清掃事務所や、小学校(京橋7カ所、日本橋6カ所、月島5カ所)で、 家庭で園芸用に向かなくなった土を回収し、 再生させる取り組みを行っています。 一日に持込みできる土の量は、一世帯20リットル袋をひとつまでです。 枯れた植物の枝・根・石などの異物を取り除いてから、 ビニール袋等に入れ替えてお持ちください。 |
文京区 | 文京区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
台東区 | 台東区では一部の小学校や、環境ふれあい館ひまわりなどで、 土曜日に園芸用土を回収しています。 一度に出せる土の量は、20リットル袋1つまでです。 枯れた植物の枝や根、石などの異物が混入している場合回収ができませんので、 異物を取り除いてから、半透明のビニール袋に入れてお持ちください。 |
墨田区 | 墨田区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
江東区 | 江東区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
品川区 | 品川区では、小学校や地域センターなど31カ所で資源の回収を行っています。 一度に出せる土の量は、プランター2個分ほどです。 枯れた植物の枝・根・石などの異物を取り除いてから、 ビニール袋等に入れ替えてお持ちください。 |
目黒区 | 目黒区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
大田区 | 大田区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か専門業者にご相談ください。 |
世田谷区 | 世田谷区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
渋谷区 | 渋谷区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
中野区 | 中野区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店やメーカー、専門業者にご相談ください。 |
杉並区 | 杉並区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か専門業者にご相談ください。 |
豊島区 | 豊島区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か専門業者にご相談ください。 |
北区 | 北区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
荒川区 | 荒川区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か専門業者にご相談ください。 |
板橋区 | 板橋区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
練馬区 | 練馬区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
足立区 | 足立区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店やメーカー、専門業者にご相談ください。 |
葛飾区 | 葛飾区では、土・砂は収集できません。 土の処分は販売店か清掃事務所にご相談ください。 |
江戸川区 | 江戸川区『緑の3R』で無償回収があります。 事前に連絡をしてください。 砂利・根・肥料などを取り除き、丈夫な袋に小分けに入れてお持ちください。 |
3.ホームセンターの無料引き取り処分サービス
一般家庭の園芸用の土であればホームセンターで回収してもらえます。
お店で商品を購入した際に、引き取ってもらえるので、ホームセンターで何か買うものがある際に土の引き取りサービスを利用されると良いと思います。
Home’s島忠の土引き取り処分サービス
土を捨てたい場合は、島忠の不用品引き取りサービスを利用することで、不要な土を無料で回収してもらうことができます。
ただし、土を引き取ってもらうには島忠で商品を購入しなければいけないので、土を買い替える時などに利用すると良いと思います。
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、栃木県、大阪府、兵庫県の店舗で土の回収を行っています。
ホームズ蘇我店は土の回収をしていませんので、ご注意ください。
ユニディ土引き取り処分サービス
土の購入時に発行されたレシートを持参し、不要になった土を購入した土の袋に入れて持っていくと土を引き取ってもらえます。
ただし、不要な肥料や砂利などの不純物は取り除いてください。購入した土の量を超えて引き取ることはできません。
また、ユニディニットーモール熊谷店、ユニハードウェア大谷田店、相模原田名店ではこのサービスは対象外です。
ジョイフル本田土引き取り処分サービス
ジョイフル本田で園芸用土を買って、その空き袋にいらなくなった土を詰めて持っていけば、土を引き取ってもらえます。
その際、余計な石や砂利は取りのぞいておく必要があります。
土引き取り処分サービスを行っていないホームセンター
カインズホーム、ビバホーム、コーナン、ケイヨーデイツー、ロイヤルホームセンターでは、今のところ土の回収や処分を行っていません。
4.土の回収業者に引き取ってもらう
土は自治体での回収も少なく、また、土の引き取りサービスを行っているホームセンターが近くになく、捨てるのがなかなか難しい地域の方もいらっしゃると思います。
その場合、不要な土の回収を行ってくれる、回収専門業者がありますので、お願いしてみるのも良いでしょう。
回収内容としては、土、砂、石、土のう、コンクリートブロック、レンガ、タイルなどを回収してもらうことができます。
回収料金は、出張費と捨てる土の重量によって料金が変わってきます。
土の回収業者を利用すれば、捨てる日や、捨てる土の量などに融通がきいて、廃棄量が多くても家まで回収しに来てくれるので手軽に処分することができます。
お金はかかりますが、土の廃棄状況によってはとても便利に利用することができると思います。
5.土の宅配便回収サービスを利用する
捨てたい土を、宅配便を使って回収してくれる業者サービスもあります。
料金を払うと、土を入れるビニール袋と宅配便の伝票がセットになった「回収キット」が届きますので、土を回収キットのビニール袋に入れて、ダンボールにつめて発送すれば終わりです。
土が重たい場合は、ヤマト運輸などの荷物集荷サービスを利用すれば、1箱でも無料で玄関先まで荷物を取りにきてくれます。
インターネットから集荷申し込みができます。
『集荷お伺い先』『集荷希望日時』『荷物の内容』などを入力すると簡単に集荷依頼が行えます。
Tポイントカードも持っていれば、集荷時にTポイントも貯めることができますので、お得に利用できます。
6.土の捨て方まとめ
土を捨てる場合には、自治体に回収してもらう方法や、ホームセンターに回収してもらう方法、専門業者に回収してもらう方法など色々あります。
自宅にお庭がある方は、お庭にまいて土を処分することもできますが、外に捨てる場所がないからと言って、その辺に捨ててしまうと、不法投棄になる場合がありますので、土を捨てる際にはきちんとしたサービスを利用して廃棄されることをおすすめします。
住んでいる地域や、捨てる土の量にもよって、向いている処分サービスが異なりますので、ご自身の状況に合わせてサービスを選んでいただけたら良いと思います。
また情報は常に新しくなっていくため、詳しくは各サービス公式最新情報をご確認ください。
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