パクチー(コリアンダー)の間引き方法は?

パクチーの間引き

1.パクチー(コリアンダー)の間引き方法

パクチーは寒さや害虫にも強く、年中栽培できるので家庭菜園ではとても人気のハーブの1つです。

プランターで育てている方も多く、その中でよく悩まれているのがパクチーの間引きについてです。
特にプランターで育てている場合はパクチー同士が密集してくるので必ず間引きを行わないといけません。

あなたもパクチーの間引き方や、間引く株数など、どの程度間引けばよいか
疑問に思ったことはありませんか?

ここではパクチーの間引きについての疑問を解決していきましょう!

2.パクチーの種の数を確認する

パクチーの種

パクチーの種は特殊で、丸い種の中には殻に包まれた状態で種が2粒入っています。

なので、種を植える際にそのまま植えた方は2つ生えてきます。
種を2つに割ってから1つずつ蒔いた方は1本ずつ生えてきます。

2本ずつ生えてくると葉っぱが密集しますので、
2つに割ってから植えると間引く手間が少し省けます。

種を割るには、指で少し力を加えると簡単に割れます。
間引きのことも考慮して種の時点で数を調整しておくことが大事です。

種が2つ入っていることを知らないと、想像していた数の2倍の
パクチーが大量に生えてきたなんていうことがありますので
植えた数を確認しておきましょう。

3.パクチーの葉が密集している場合

プランターのパクチー栽培

きちんと種の間隔を取って蒔いたにもかかわらずパクチーの葉が茂り、密集してくることがあります。
このような場合には、間引きを行いきちんと株数や葉数のコントロールを行いましょう。

手入れを行わないと、パクチーが育つための栄養配分が上手くいかず育ちが悪くなります。

また、収穫しないままでいると花が咲いて食べる前に枯れてしまう場合もあります。

パクチーの若い葉は柔らかくておいしいので、
間引きしたパクチーは、お肉に添えたり、スープに入れたり、サラダにしたりして
おいしくいただきましょう。

成長面から考えた場合は、弱々しくて成長が思わしくないものから
間引いていきましょう。
これは、弱い株を間引き、より強くて生き生きしている
パクチーに栄養を与え、葉と根を育てていくためです。

食面から考えた場合は、
茎のしっかりしているものから順番に間引いて
食していきましょう。

4.パクチーを間引く際のポイント

パクチーの間引き

パクチーは小さいうちは苗が倒れやすいので、
倒れて、土からの病原細菌にやられて病気にかかったりしないように、
引き抜く際には、苗の丈夫さを見ながら間引いていきましょう。

また、パクチーの茎が絡まったりして
間引きにくい場合は、
園芸用ハサミを使ってパクチーの根元をカットしていくことで
葉の重なりをなくしていくことができます。

密植状態になっているパクチーを間引いて
株と葉の数を調整していくことで
根、茎、葉が元気に大きく育ってくれます。

5.パクチーの追いまき

パクチーの種

パクチーは、一年草のため、
育てる時期をずらしながら徐々に育てていくと、
長い間栽培を楽しみ、食していくことができます。

一度にたくさんの種をまくよりも
回数を分けて種をまき、間引いた個所に再度種をまいて、
長く収穫して楽しんでいくことをおすすめします!

パクチーは白い花を咲かせた後は種をつけるため、
種を採取する用に一部のパクチーを残しておいても良いでしょう。
葉は周年ですが、種は5~7月に取ることができます。

6.パクチーの種まき

パクチーの種まき

発芽適温が20℃~25℃であることを確認し、
発芽しやすいように一晩程度水に浸したパクチーの種を
間引きをした箇所の間に蒔いていきます。

パクチーは、発芽率が60%以上と他の植物に比べて低いので、
1箇所につき5粒前後蒔きます。土をかけて水を与えると、
種まきから10日程度で発芽します。

日当たりの良い環境、または半日陰でも育つので、
再度大きくなるのを楽しみに待ちましょう!

栄養が不足するとパクチーの緑の葉が、黄色の葉へと変化してしまうので
2週間から1か月に1度の頻度で、
液肥や有機固形肥料などの追肥を行うのが
パクチー栽培を続けていくポイントになります。

7.パクチー(コリアンダー)の花の活用法

パクチーの白い花

パクチーは間引いたり収穫もしないで育てておけば、成長を続け、やがて白い綺麗な花を咲かせます。
パクチーの花は、切り花にして花瓶にさして飾ることもできますので、
自家製パクチーで生活と食卓を彩りましょう!

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