1.パクチーの追肥
パクチーの栽培は、関東などの中間地では3月~5月に種をまくか、4月~5月に苗を植え付けると、5月下旬~11月上旬に葉を収穫することができます。
パクチーは、苗を植え付けると1か月半ほどで葉を収穫できるので、追肥はさほど必要ありません。
収穫を長く続ける場合や種を収穫する場合は、株や葉の様子を見て生育が悪いようであれば月に1回程度、追肥を施します。
パクチーの栽培時期
春まき・春植え:種まき3月上旬~5月上旬、植え付け4月上旬~5月下旬、収穫時期5月下旬~11月上旬
パクチーの追肥時期
パクチーは、株や葉の様子を見ながら月に1回程度追肥をします。
畑栽培:6月上旬~10月中旬
プランター栽培:6月上旬~10月中旬
2.パクチーに適した肥料
パクチーの栽培では、元肥と追肥が必要です。
元肥用の肥料
パクチーは、土づくりの段階で完熟堆肥と緩効性化成肥料を施します。
化成肥料は「8-8-8」のタイプがおすすめで、肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)がそれぞれ100g中に8gずつ含まれていて、どんな野菜にも使うことができるので便利です。また、臭いも少なく、粒状で取り扱いやすいという利点があります。
化成肥料や完熟堆肥は、ホームセンターや園芸店のほか、インターネットでも購入できます。
パクチーにおすすめの肥料
追肥用の肥料
パクチーの追肥には、即効性の固形肥料か液体肥料を使います。
液体肥料を使用する際は、既定の希釈率や方法を守って使用するようにします。
主な肥料として、「マイガーデンベジフル」「ハイポネックス原液」などがあります。
3.パクチーの追肥と土寄せ
パクチーは、植え付けから約40日後に葉を収穫できるので、追肥はさほど必要ありません。収穫を長く続ける場合や種を収穫する場合は、株や葉の様子を見て生育が悪いようであれば月に1回程度、追肥を施します。
畑栽培の追肥方法
畑栽培は、化成肥料30g/㎡を株の周りにまき、土の表面をほぐして土と肥料を軽く混ぜ合わせて株元に土寄せをします。
プランター栽培の追肥方法
プランター栽培は、化成肥料10g程度をプランターの縁にまき、軽く土と混ぜ合わせます。株元がふらつくようであれば、土寄せや増し土をします。
4.パクチーの生育不良
パクチーは連作障害を起こすため、同じ場所で栽培する場合は1~2年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
プランター栽培では、常に新しい土を使うことをおすすめします。
パクチーは直根性のため、根が傷つくと生育不良になるので、苗を植え付ける際は根にあまり触らないようにします。
パクチーは、やや湿り気味の土壌を好むので、種まき後や苗の植え付け後の約1週間は水切れに注意し、用土の表面が乾いたらこまめに水やりをします。
葉を収穫する際は、1株から一度に多くの葉を取りすぎると株の勢いが衰えてしまうので適度に収穫するようにします。また、花が咲くと葉が硬くなって風味も落ちるので、花芽を摘んで開花させないように管理します。
5.パクチーの追肥まとめ
パクチーの追肥のポイントをまとめると以下になります。
・パクチーは、元肥で足りるので追肥はさほど必要ない。
・株や葉の生育が悪いようであれば、月に1回程度追肥を施す。
・肥料の与え過ぎは、肥料やけ、生育不良などを引き起こす。
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