１．ワケギの水やり
ワケギの水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか？
ワケギは、ネギとタマネギの交雑種で、夏に球根を植え付けて育てます。
栽培時期に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、ワケギの水やり方法について順番に解説していきます。
２．ワケギの栽培と水やり（地植え）
ワケギは、8月頃に出回る球根を入手して植え付けます。
土づくり
日当たりの良い場所を選び、植え付けの2週間以上前までに苦土石灰を施します。
1週間前に完熟堆肥と化成肥料を施し、幅60㎝、高さ10㎝程度の畝を作っておきます。
植え付け
植え付け適期は、8月～9月です。
植え付け場所に、深さ5㎝ほどのくぼみを作り、球根を2～3球ずつまとめて置いていきます。頭の部分を上にして、球根の先端が地上に少し出るようにして植え付けます。
深すぎると球根が腐ったり、生育が遅れることがあるので深植えに注意します。
水やり
植え付け後は、株元に土を寄せ、水やりをします。
土が湿っている場合は、植え付け後の水やりは必要ありません。
水やりは、静かに与える方法が基本となります。シャワータイプのジョーロでやさしく水をかけましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土が水で流されてしまいワケギがうまく育たない原因になります。
ワケギの水やりにも使えるジョーロが買えるお店
ワケギの水やりにジョーロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう！
お洒落でかわいいジョーロや、水がたくさん入るジョーロなどが豊富にあります。
使う頻度が高いジョーロは、いいものを選びたいですね。
３．ワケギの栽培と水やり（プランター）
用土
プランターや鉢は、深さ20㎝以上のものを用意します。
用土は、市販の野菜用培養土を利用すると便利です。
プランターの底に鉢底石を敷き詰めて、用土は7～8分目くらい入れます。
植え付け
植え付け方法は、地植えの場合と同じように行います。
プランターや鉢に深さ5㎝ほどのくぼみを作り、球根を2球ずつ植え付けます。
頭の部分を上にして、球根の先端が地上に少し出るようにします。
深すぎると球根が腐ったり、生育が遅れることがあるので深植えに注意します。
水やり
植え付け後は、株元に土を寄せ、たっぷりと水を与えます。
水やりは、株元に静かに与える方法が基本となります。
土の表面が軽く濡れただけでは水が浸透しないため、水不足になってしまいます。
プランターや鉢はたっぷりと水やりすることで、新鮮な水と空気を土の中に供給することができます。
４．ワケギの高温多湿期の水やり
地植えの場合は、球根が根付いた後は自然の降雨で足りるため、水やりはほとんど必要ありません。降雨が無い場合は、週に1～2回水やりをします。
プランターや鉢の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。
プランターや鉢は土が乾燥しやすいので、土の状態をよく観察するようにします。
５．ワケギの生育障害と水やり
ワケギは、連作障害が起こる野菜のため、同じ場所で栽培する場合は、1～2年の期間を空けるようにします。
土壌が酸性の場合も生育不良になるので、植え付け前に苦土石灰をまいてよく耕しておきます。
球根は、芽が傷んでいるものは避けて、形の良い太ったものを植え付けます。
球根を深く植えすぎると腐ってしまうので、深植えにも注意します。
乾燥が続くと生育不良になるので、水不足に注意します。
地植えの場合は、土の表面がひどく乾燥していたら水やりをします。
プランター栽培では、土の表面が乾いたら水やりをします。過湿状態になると生育が悪くなるので、水のやりすぎに注意します。
６．ワケギの病気と予防
ワケギには、べと病、さび病などが発症することがあります。過湿に注意し、病斑の出た葉は切り取って撤去処分します。
べと病
べと病は、カビが原因で起こる病気で、葉表に黄色い病斑が現れ、葉裏にすす状のカビができます。
長雨や水分が多い環境で伝染するので、水はけをよくし、日当たりや風通しを良くします。発病した葉は、切り取って撤去処分します。
さび病
さび病は、カビが原因の病気です。秋季に長雨が続くと発生しやすくなります。オレンジ色の楕円形に小さなふくらみができるのが特徴です。株が弱くなると発病しやすいので、水はけを良くし、肥料不足に注意します。
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