ナガイモの土作りの基本(畑・プランター)

ナガイモの土作りの基本

1.ナガイモの土作り下準備

家庭菜園でナガイモ栽培を行う場合には、事前にナガイモに適した栽培環境にあった場所で土づくりの下準備をしてから始めましょう。

ナガイモの栽培データ
■ナガイモの栽培難易度: ★★★☆☆
■分類:ヤマノイモ科
■ナガイモの旬:10月~2月
■栽培時期:春植え
■栽培方法:タネイモ
植え付け:4月、収穫時期:10~2月
■連作障害:あり(3~4年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■生育適温:17~27℃
■土作り時期:種芋を植え付ける3週間以上前

ナガイモに適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

ナガイモを栽培する場合は、日当たりと水はけの良い場所が適しています。
土壌は耕土が深く、肥沃な土壌を好みます。
イモの部分が肥大して地中に伸びるので、植え付ける場所は深く耕すようにします。

乾燥に弱いので、灌水や敷きわらで乾燥しないようにして栽培します。

ナガイモは、酸性土壌に弱いので、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌酸度を調整します。

日当たり

ナガイモ栽培を行う上で、日当たりは重要です。
ナガイモの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。
ナガイモを植えたプランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

ナガイモの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、ナガイモが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑でナガイモなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、ナガイモの株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.ナガイモの好適土壌pH調整

家庭菜園でナガイモを植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHをナガイモに合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHがナガイモに合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

ナガイモの好適土壌pHは、6.0~6.5です。
ナガイモを育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

3.ナガイモの土作りの基本(畑栽培)

畑

ナガイモを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと風通しの良い場所を選んで、根が肥料やけを起こさないように、ナガイモの植え付けの3週間以上前までに、土作りを行います。
ナガイモの植え付けは4月なので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

ナガイモの土づくりは、植え付け3週間以上前までに、植え付け場所の全面に苦土石灰100g/㎡をまいてすぐによく耕します。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

タネイモを植え付ける場所に、深さ50~70cm、幅15~25cmほどの植え溝を掘り、小石などを取り除いてから土を埋め戻します。
土を埋め戻す際は、深耕した場所が分かるようにして整地しておきます。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

植え付け2週間前になったら、植え付け場所の全面に元肥として完熟堆肥2kg/㎡、緩効性化成肥料150g/㎡などを施して土とよく混ぜ合わせます。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、ナガイモ栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

ナガイモの畝立ては、畝幅70~80cm、高さ10~15cmの畝を作っておきます。排水が悪い場所では、畝の高さを15~20cmにします。

7.ナガイモの土作りの基本(プランター栽培)

プランター野菜

ナガイモをプランターなどで栽培する場合は2株が目安です。
鉢で育てる場合は、直径、深さとも30㎝以上のものを用意して、市販のPH調整済みの野菜用培養土を使うと便利です。
植え付けの際は、容器の底に鉢底石を敷いて、野菜用培養土を7~8分目の高さまで入れて栽培します。

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