1.ナスの収穫について
ナスの収穫はいつからいつまでの時期に収穫できるのか、また、ナスの収穫タイミングはいつが良いのか、収穫する時間帯はいつが良いのか、どのように収穫すればよいのか、疑問に思われている方も多いので、今回はナスの収穫について見ていきたいと思います。
■分類:ナス科ナス属
■原産地:インド
■ナスの旬:6~9月
■栽培時期:春まき・春植え
春の種まき:2~3月、植え付け:4~5月、収穫時期:6~9月
2.ナスの収穫時期
ナスは、2~3月に種まきをし、4~5月に植え付けをして、6~9月に収穫時期を迎えます。
ナスの収穫時期は、開花してから20~25日です。
8月~9月に苗を植える秋どりナスの場合だと、苗を植えてから大体40日~45日位でナスの収穫を開始することができます。
ナスがいつまで収穫できるかですが、植え付けが夏秋の遅めのナスだと、11月ごろまで収穫をすることができます。
収穫したナスは、浅漬けにしたり、御みそ汁にしたり、炒め物にしたり、色々な方法で美味しくいただきたいですね。
3.ナスの収穫タイミング
ナスの収穫タイミングは、実の大きさで判断できます。
ナスは紫色の花が咲いて、小さい実がなって、その後大きく成長していきます。
ナスが手のひらサイズになったら収穫のタイミングです。
一般的な品種のナスであれば15~17cmが収穫の目安です。
水なすなどの小さく丸い品種のナスは8~10cmの大きさを目安に収穫します。
ナスの収穫タイミングが遅れると、種が大きくなってきて、実も皮も硬くなり美味しくなくなってきますので注意しましょう。
また、果実をたくさん実らせると、株が疲れて収穫量が減ってしまうので、早めに収穫するようにしましょう。
4.ナスを収穫する時間帯
ナスを収穫する時間帯は何時ごろに行っていますか?
朝ですか?それとも太陽の出ているお昼の時間でしょうか?それとも涼しくなった夕方ですか?
特にナスを収穫する時間を意識していない方も多いですが、ナスを収穫するのに良い時間帯は朝です。
ナスは昼の気温上昇で果実の中の水分量に変化がおきますので、実の水分が蒸発する前の朝にナスを収穫するのがおすすめです。
ぜひ、朝のすがすがしい時間にナスを収穫してみてください。
5.ナスの収穫方法
ナスの収穫方法ですが、ヘタにトゲがあるので、手ではなくハサミを使って収穫していきます。
ナスは茎が折れやすいので、ハサミを使って収穫する方法が一般的です。
ナスの収穫方法は、主軸から生えているナスを収穫するのか、脇芽になっているナスを収穫するのかで収穫方法がわかります。
主軸につているナスを収穫する時は、ハサミを使って、主軸から生えているナスの軸の部分を切って収穫していきます。
ナスに近い場所で切らないように注意しましょう。ヘタの上の軸を切り損じて残してしまうと、別のナスを傷付ける要因になります。
脇芽から生えて実っているナスは、切り戻しをしながら収穫をしていきます。
主軸から一番近い脇芽を1本残して、脇芽の上で切って収穫していきます。
そうすることによって、脇芽に栄養がいき、脇芽が大きく育つようになります。
ナスを収穫するハサミは、清潔に保っておきましょう。
病気にかかった植物を切ったり、土がついているままのハサミは、ナスが病気になる菌が付着していることがあります。
菌が付着したハサミでナスを収穫すると、切り口から菌が侵入して、病気に感染することがあります。
ハサミの使用後は、きちんと消毒をしておくと、野菜が病気にかかる心配が減ります。
6.ナスの収穫で気をつけること
ナスは、成長が早いため収穫忘れに注意します。
ナスは大きくなりすぎると、実の中の種も大きく固くなり、食べにくくなります。
夏場は大きな葉が茂るため、葉をめくって見えないナスの実がついていないか確認して収穫し忘れがないように注意しましょう。
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