さつまいもの収穫時期と収穫方法は?

さつまいも収穫時期の見極め方は?

1.さつまいもの収穫について

さつまいもの収穫について

さつまいもの収穫はいつからいつまでの時期に収穫できるのか、また、さつまいもの収穫タイミングはいつが良いのか、さつまいもはどのように収穫すればよいのか、さつまいもの収穫で気をつけることは何かなど、疑問に思われている方も多いので、今回はさつまいもの収穫について見ていきたいと思います。

さつまいもの栽培データ
■さつまいもの栽培難易度:★☆☆☆☆
■分類:ヒルガオ科サツマイモ属
■原産地:中央アメリカ
■さつまいもの旬:9月~11月
■栽培時期:春植え
植え付け:5月~6月、収穫時期:9月~11月

2.さつまいもの収穫時期

さつまいもの収穫時期

さつまいもは、5~6月に種芋の植え付けをして、秋ごろの9~11月に収穫時期を迎えます。
さつまいもの品種にりますが、さつまいもは植え付けから4ヶ月後(120~140日)が収穫時期です。
もっと遅めに収穫すれば太く大きくなり甘味が増す品種もありますが、追熟にも時間を要してしまうので実が生った段階で収穫します。

さつまいも1株から、約4個~6個のさつまいもが収穫できます。
また、さつまいもの茎や葉も収穫したい場合は、同じ時期に一緒に収穫していきましょう。

収穫したさつまいもは、煮物にしたり、お味噌汁にしたり、揚げたりしたり、色々な方法で美味しくいただきたいですね。
収穫したさつまいもの葉や茎は、茎のきんぴらにしたり、葉のおひたしにしたりすると美味しいです。

3.さつまいもの収穫タイミング

野菜をかごに収穫する女性

さつまいもの収穫タイミングは、植え付けた時期や、実の肥り具合、皮から判断できます。

さつまいもは植え付けから約4ヶ月で収穫することができますので、収穫の目安にしてみてください。
本格的にさつまいもの塊根が肥大するのは7〜10月ですので、さつまいもがしっかりと大きくなってから収穫しましょう。

さつまいもの収穫タイミングは、少し土を掘ってみて、実が充実して肥っているか確認するとより確実です。
表面の皮の色目が濃く、皮がむけにくかったら収穫適期です。

さつまいもは、収穫タイミングが早すぎると食味が悪いです。
収穫タイミングが遅すぎると、さつまいもの形が乱れてしまうので、適期に収穫を行いましょう。

地域によって11月頃から霜が降りますが、霜にあたったサツマイモは腐敗したり貯蔵性が劣ります。
霜が降る前の時期までが、さつまいもの収穫タイミングなので逃さないようにしましょう。

さつまいもの収穫サイズは、品種によりますが、芋の大きさは10~20cmぐらいで、平均200gぐらいです。

4.さつまいもを収穫する時間帯

野菜を収穫する時間帯

さつまいもを収穫する時間帯は何時ごろに行っていますか?
朝ですか?それとも太陽の出ているお昼の時間でしょうか?それとも涼しくなった夕方ですか?

特にさつまいもを収穫する時間を意識していない方も多いですが、さつまいもを収穫するのに良い時間帯は朝です。

さつまいもは掘った後にすぐ保存するのではなく、収穫してから数時間は畑で寝かせておくので、朝の時間帯に収穫するのが良いです。

雨の日に収穫すると、その後さつまいもを外に寝かせておけなくなってしまいますので、晴れた日の朝にさつまいもを収穫してみてください。

5.さつまいもの収穫方法

さつまいもの収穫方法

さつまいもの収穫方法ですが、まず、畝にかけたマルチを丁寧に全て取り外します。
さつまいものツルを手でかき分けて、鎌などでさつまいもの株元でツルを切って畝の外に出しておくと芋ほりがしやすいです。
その後、クワやスコップを使ってツルや土をどかして掘りやすくしていきます。

さつまいもは傷つけてはいけないので、掘り起こす際は、スコップなどでサツマイモの周りの土ごと掘り起こします。
イモを掘り起こすと、大きな親芋のまわりに、たくさんの子芋がついています。
イモは取り残しのないように気をつけましょう。

さつまいもの収穫後は、その場で午後まで乾燥させ、表面がカサカサしてくれば収穫完了となります。
あとは1週間ほど追熟(通常は14℃で保管しておくことで甘味が増す)して食べましょう。

さつまいもは低温に弱いため、収穫後は常温保存しておきます。

さつまいもを収穫するスコップは、清潔に保っておきましょう。
病気にかかった植物の根や茎を切ったりしたスコップは、さつまいもが病気になる菌が付着していることがあります。
菌が付着したスコップでさつまいもを収穫すると、切り口から菌が侵入して、病気に感染することがあります。
スコップの使用後は、きちんと消毒をしておくと、野菜が病気にかかる心配が減ります。

6.さつまいもの貯蔵方法

畑で収穫したさつまいも

さつまいもの収穫後に保存をしておきたい場合は、貯蔵しておくこともできます。傷のついていないさつまいもを選んで貯蔵しましょう。

さつまいもの貯蔵方法手順としては、まず、雨に濡れない水はけのよい場所に、スコップを使って100cmの深さに穴を掘ります。

掘った穴に稲藁を敷きつめ、ツルをつけたままのさつまいもを入れ、その上にもみ殻をかけ、ビニールシートで覆って貯蔵していきます。
貯蔵したさつまいもは1年程持ちますので、貯蔵したい方はぜひ試してみて下さい。

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