小松菜(コマツナ)の種まき方法

小松菜の収穫について

1.コマツナの特性

コマツナはビタミンCが多い、優秀なビタミン野菜です。
食感と風味が良く、アクも少ないので下ごしらえをせずにいろんな料理にすぐ使えます。
厳寒期をのぞいて1年を通して栽培できますが、秋から冬にかけて良質のものが収穫できるので、秋まきがおすすめです。

コマツナの種まき時期は、春の種まきは3~6月、夏の種まきは9~10月です。

コマツナは、畑やプランターにコマツナの種や苗を植えて、家庭菜園でも育てることができる野菜なので、ぜひチャレンジしてみてください。

2.コマツナのおすすめ品種

コマツナのおすすめ品種は、「卯月」「みすぎ」「おそめ」「極楽天」「夏楽天」です。

3.コマツナの栽培ポイント

コマツナは冷涼な気候を好むため、秋まきが適します。
コマツナは氷点下でも枯れず、軽く霜に当てたほうが甘みが増します。
発芽率が良いので、1~2週間おき時期をずらしてタネをまくと長く楽しめます。
プランター栽培では、常に新しい土を使うことをおすすめします。

4.コマツナの種まきの基本

畑での種まき

コマツナは、畑に直まきします。
コマツナの種は、大きさは小さく、色は赤茶色で、丸い形をしています。

まず、コマツナの種まきの基本からみていきましょう。
コマツナの種まきの基本は、良い種を選び、3~6月、9~10月の適期にまいて覆土と水やりをすることです。
コマツナの発芽をよくするにはこれらをきちんと守る必要があります。

①良いコマツナの種を使う

コマツナの種まきをするには、まず良い種を手に入れます。
コマツナのタネはホームセンターや園芸店で購入することができます。
近くで購入できない場合や、欲しい品種の種がない場合はインターネットで購入すると便利です。

購入する際は、日当たりのよい場所に陳列されていたり、古いタネは避けましょう。
コマツナの種子は寿命が決まっていますので、種袋の裏にある種まき期限も確認しておきましょう。
また、発芽率、病気への抵抗性、薬剤処理の有無なども記載されているので、チェックしておきましょう。

②コマツナの適温時期にまく

コマツナのタネにはそれぞれ発芽適温がありす。
コマツナの発芽適温は一般的に15~20℃で、生育適温は15~20℃です。
種袋の裏に適温の記載があるので、コマツナの栽培時期に合わせて種まきをしましょう。

③コマツナの種に適切な用土を使う

コマツナが育ちやすい畑の土や、プランターの土を用意しましょう。
畑の土はインターネットで購入することができます。
有機成分をふんだんに含む高度熟成バーク堆肥のほか、通気性・排水性を改善するクリンカアッシュ等の各種原料が配合されているので、野菜を育てやすいです。

④コマツナの種まき方法

撒き方ですが、小松菜は間引きをしながら育てるので、すじまきまたは、溝まきにします。

すじまき方法

まいたタネにかける土を覆土といいます。
覆土が厚すぎたり逆に薄すぎたらすると発芽しにくくなるため、覆土の厚さは、種子の性質に合った覆土の厚さにします。

棒や板を土に押し付けて、深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。

コマツナのタネをまいたら土を薄く被せ、手で軽く押さえて土と密着させて、たっぷりと水やりをします。
コマツナは、3~4日で発芽しますので、発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりをします。

溝まきの方法

畝にクワの背を押しあて、幅のある浅い溝をつけます。

溝のなかに、できるだけ均一になるようにタネをまいたら、土を1cmくらいかけ、鍬の背で軽く押さえて土と密着させて、たっぷりと水やりをします。

まき溝の底面や、覆土に凹凸があったり、厚さにむらがあったりすると、コマツナの発芽や生育が不ぞろいになります。
土の厚さを均一して、発芽や生育がよくそろうようにしましょう。

5.コマツナのプランター栽培

プランターでの種まき

コマツナをプランターで種から栽培する場合は、すじまきが一般的です。

プランターは、標準タイプ(深さ15㎝以上)を用意します。
コマツナ栽培の用土は市販の培養土を利用すると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土は8分目くらい入れます。
細い棒を土に押し付けて、深さ1㎝程度のまき溝を作り、1㎝間隔ですじまきにします。土を薄く被せて手で軽く押さえて土と密着させ、たっぷりと水やりをします。

コマツナのタネが発芽するまでは、土の表面が乾く前に水やりをします。
発芽後は、土の表面が乾いたら1日1回、たっぷりと水やりをします。

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