ダイコンの土作りの基本(畑・プランター)

ダイコンの土作りの基本

1.ダイコンの土作り下準備

家庭菜園でダイコン栽培を行う場合には、事前にダイコンに適した栽培環境にあった場所で土づくりの下準備をしてから始めましょう。

大根(だいこん/ダイコン)の栽培データ
■大根の栽培難易度:★★★☆☆
■分類:アブラナ科ダイコン属
■原産地:地中海沿岸
■主な旬:6月~7月、10月~12月
■栽培時期:春まき、秋まき
春の種まき:4月~5月、収穫:6月~7月
秋の種まき:8月~9月、収穫:10月~12月
■連作障害:あり(1~2年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■発芽適温:15~25℃
■生育適温:15~20℃
■土作り時期:苗を植え付ける2週間以上前

ダイコンに適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

ダイコンの原産地は、地中海沿岸です。耐暑性は弱いですが耐寒性があります。
涼しい気候を好むので、家庭菜園では秋にまいて冬に収穫するのが栽培しやすいです。

ダイコンの土壌適応性は広いため、やせ地であってもよく育ちます。

形のよいダイコンをつくるには根をまっすぐ伸ばすことが大事です。
根がまっすぐ伸びられるように、作土層が深く、よく耕されたやわらかな土が向いています。
花崗岩のようなかたい土では、短太系を選んで育てるようにします。
ダイコンは、つねに湿った土は苦手なため、水はけのよい場所に植えましょう。

日当たり

ダイコン栽培を行う上で、日当たりは重要です。
ダイコンの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

ダイコンの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、ダイコンが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑でダイコンなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、ダイコンの株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.ダイコンの好適土壌pH調整

家庭菜園でダイコンを植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHをダイコンに合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHがダイコンに合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

ダイコンの好適土壌pHは、6.0~6.5です。
ダイコンを育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

3.ダイコンの土作りの基本(畑栽培)

畑

ダイコンを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと風通しの良い場所を選んで、根が肥料やけを起こさないように、ダイコンの苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
ダイコンの植え付けは4月~5月、8月~9月なので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

ダイコンの植え付け場所に、苦土石灰100~150g/㎡、完熟堆肥2kg/㎡を全面に撒いて、すぐに深さ30~40cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

1週間前に化成肥料100g/㎡をまいて、深さ30~40cmを目安に十分に耕して、土と良くなじませます。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、ダイコン栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

畝立ては、幅60㎝、高さ10~15㎝にして、土の塊や小石などを取り除いて表面を平らにします。

7.マルチシートを敷く

畑のマルチシート

ダイコンは、ウイルス病にかかりやすいので、害虫防除を入念に行います。
シルバーやシルバーストライプの反射性マルチフィルムを張ると良いです。

マルチを敷く際は、マルチの両端を持って引き出します。
片足をマルチの端にのせて踏み、しわ、たるみを伸ばしながら、クワで土をかけてマルチを押さえて広げて敷いていきます。

8.ダイコンの土作りの基本(プランター栽培)

プランター野菜

基本的な育て方は、畑の場合とほとんど同じです。
プランター栽培では、ミニサイズの品種がおすすめです。
プランターや鉢は、深さ30㎝以上のものを用意します。
用土は市販の野菜用培養土を利用すると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土は8分目くらいまで入れて栽培します。

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