■目次
1.スナップエンドウの種まき時期
スナップエンドウの栽培は、種をまいて育てる方法と苗を購入して植え付ける方法があります。栽培初心者の場合は、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植え付けると育苗の手間が省けます。
スナップエンドウの種まき時期は、関東などの中間地では10月中旬~11月上旬が目安です。
2.スナップエンドウのおすすめ品種
スナップエンドウの品種は、「つるあり種」と「つるなし種」の2種類あります。
品種によって栽培方法や味が変わることはありませんが、「つるあり種」の方が多く収穫ができます。
グルメ(タキイ種苗)、ジャッキー(タキイ種苗)、ピッカピカスナップ(カネコ種苗)、スナック753(サカタのタネ)、スナック2号(サカタのタネ)、ホルンスナック(サカタのタネ)、ニムラサラダスナップ(みかど協和)など。
3.スナップエンドウの栽培ポイント
・日当たりと排水性が良く、強風の当たらない場所で栽培する。
・連作障害に弱いため、マメ科野菜を4~5年間栽培していない場所を選ぶ。
・土が酸性土壌の場合は、2週間以上前に苦土石灰をまいてよく耕す。
・秋まき栽培は、種まき適期を守り、小苗で越冬させる。
4.スナップエンドウの種まき(畑)
スナップエンドウを種から育てる場合は、畑に直接まく方法(直まき)と、育苗ポットにまく方法(ポットまき)があります。
畑栽培
スナップエンドウの種まきは、家庭菜園ではポットまきがおすすめです。
①良い種を選ぶ
スナップエンドウの種を購入する際は、地域にあった品種を選び、栽培適期を守るようにします。
種袋には、品種の特徴、栽培時期、栽培方法、発芽・生育適温、発芽率、有効期限などが記載されています。
種には寿命があるので、種袋の裏にある有効期限もチェックします。
スナップエンドウの種は、ホームセンターや園芸店で購入することができます。
種を購入する際は、直射日光の当たる場所に陳列されているものは避けましょう。欲しい品種がない場合は、インターネットで購入すると便利です。
②適温時期に種をまく
スナップエンドウの発芽適温は15~20℃、生育適温は15~20℃です。
スナップエンドウは、発芽適温に達していないとうまく発芽することができません。種袋に発芽適温・生育適温の記載があるので、適期に種まきをします。
③種のまき方
スナップエンドウは、家庭菜園ではポットに種をまいて、しっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。
直まきにする場合は、点まきにします。
ビンの底などを使って、畝に直径10㎝、深さ3㎝ほどの穴を作り、1か所に3~4粒ずつ等間隔に種をまきます。周りの土を2㎝ほど被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させて水をたっぷり与えます。
発芽するまでは、鳥害に遭わないように不織布などを掛けておくことをおすすめします。
発芽したら本葉2~3枚の頃に間引きを行い、1か所1~2本にします。
④種まき後の水やり
スナップエンドウの種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。
種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は、用土の表面が乾いたら水やりをします。
また、発芽するまでは、鳥害に遭わないように不織布などを掛けておくことをおすすめします。
⑤適切な用土を使う
ポットに種をまく場合は、種まき培養土がおすすめです。
種まき培養土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされています。保水性・排水性・通気性に優れているため、発芽後も安心です。
5.スナップエンドウの苗づくり
スナップエンドウの苗づくりは、ポットまきがおすすめです。ポットまきは温度管理や水やりが簡単で、丈夫に育てた苗を選んで植え付けることができます。
ポットまきの手順は、以下のとおりです。
①3号ポット(直径9㎝)に種まき用土を入れる。
②指先で深さ2㎝ほどの窪みを3~4か所作り、1粒ずつ種をまく。
③周りの土を被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させる。
④種まき後に、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
⑤発芽したら本葉1~2枚の頃に1ポット1~2本にし、本葉3~4枚の頃に植え付ける。
6.スナップエンドウの種まき(プランター)
プランターは標準サイズで2株、10号鉢(直径30㎝)で1株が栽培目安となります。
種から育てることができますが、市販の苗を購入して植え付けると育苗の手間が省けます。
スナップエンドウは連作を嫌うので、用土は新しいものを使うことをおすすめします。ホームセンターなどで野菜用培養土を購入すると、土づくりの手間が省けます。用土は、プランターの上部から3㎝下のところまで入れます。
種まき
スナップエンドウを種から育てる場合は、直まきか育苗ポットに種をまきます。
家庭菜園ではポットに種をまいて、しっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。種まきの手順は、畑の場合と同じです。
植え付け
ポット苗を植え付ける場合は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を掘り、根鉢を崩さずに深植えにならないように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて土と根鉢を密着させ、たっぷりと水をあげます。
苗が根付くまで1週間ほどかかるので、この間に水切れにならないように注意します。
プランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。
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