カリフラワーの追肥と土寄せ方法

カリフラワーの育て方

1.カリフラワーの追肥

追肥とは何か?

カリフラワーは、春まき栽培と夏まき栽培ができますが、家庭菜園では夏まき栽培が適しています。
夏まき栽培は、関東などの中間地では種まきが7月中旬~8月中旬、植え付けが8月中旬~9月中旬頃となります。

カリフラワーは、種から育てると温度管理が難しいので、栽培初心者の場合は、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植え付けると簡単です。
カリフラワーは、植え付けの約2週間後と、花蕾が見え始めた頃に追肥を行うようにします。

カリフラワーの栽培時期

春まき栽培:種まき2月中旬~3月中旬、植え付け3月下旬~4月上旬、収穫6月上旬~6月下旬
夏まき栽培:種まき7月中旬~8月中旬、植え付け8月中旬~9月中旬、収穫11月中旬~12月中旬

カリフラワーの追肥時期

カリフラワーは、植え付けから約2週間後に1回目の追肥を施し、2回目は花蕾が見え始めた頃に施します。
春まき栽培:4月中旬~4月下旬
夏まき栽培:9月上旬~9月下旬

2.カリフラワーに適した肥料

肥料

カリフラワーの栽培では、元肥と追肥が必要です。

元肥用の肥料

カリフラワーは、土づくりの段階で完熟堆肥と緩効性の化成肥料を施します。
化成肥料は、「8-8-8」のタイプがおすすめで、肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)がそれぞれ100g中に8gずつ含まれていて、どんな野菜にも使うことができるので便利です。また、臭いも少なく、粒状で取り扱いやすいという利点があります。
化成肥料や堆肥は、ホームセンターや園芸店のほか、インターネットでも購入できます。

追肥用の肥料

カリフラワーの追肥には、即効性の固形肥料か液体肥料を使います。
『マイガーデンベジフル』『マイガーデン液体肥料』などがあります。
液体肥料を使用する際は、既定の希釈率や方法を守って使用するようにします。

カリフラワーの追肥におすすめの肥料

3.カリフラワーの追肥と土寄せ

追肥方法

カリフラワーを順調に育てるためには、追肥と土寄せが重要です。

畑栽培の追肥方法

畑栽培の場合は、植え付けから約2週間後に化成肥料30g/㎡を葉の広がりに合わせてまき、土の表面をほぐしながら土と肥料を軽く混ぜて株元に土を寄せます。
2回目の追肥は、1回目の追肥から約2~3週間後に1回目と同じように施して株元に土を寄せます。
畑栽培では、肥料をばらまくだけでは雨や水やりで流れてしまうので、土と軽く混ぜ合わせて土を寄せます。

プランター栽培の追肥方法

プランター栽培は、植え付けから約2週間後に、1株当たり化成肥料10g程度をプランターの縁にまき、土と混ぜながら株元に土を寄せます。
2回目の追肥は、1回目の追肥から約2~3週間後に同量をプランターの縁にまき、土と混ぜながら株元に土を寄せます。

4.カリフラワーの生育不良

カリフラワーの栽培は、アブラナ科野菜の連作を避け、窒素肥料の与え過ぎに注意します。
また、肥料分が不足すると花蕾の発育に影響するので、草勢を落とさないように管理します。

連作障害

カリフラワーは連作障害を起こすため、2~3年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
同じ場所に同じ野菜を栽培すると、土壌中の微生物に偏りが出て、野菜の生育に悪影響を及ぼします。
プランター栽培では、常に新しい用土を使うことをおすすめします。

肥料やけ

カリフラワーの追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施すようにします。株元付近は根が多く張っているので、肥料濃度が高くなると肥料やけを起こして株が枯れてしまうことがあります。また、肥料を与え過ぎないように注意します。

窒素肥料

カリフラワーは、窒素成分が多すぎると枝葉が過繁茂になり、花蕾ができにくくなるので、窒素過多にならないように注意します。

5.カリフラワーの追肥まとめ

カリフラワーの追肥のポイントをまとめると以下になります。
・カリフラワーは、生育期間が長いので定期的に追肥を施す。
・追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施す。
・元肥には効果が長い緩効性肥料、追肥には速効性の肥料を使う。
・肥料の与え過ぎは、肥料やけ、生育不良などを引き起こす。

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