カリフラワーの土づくり方法

カリフラワーの土作りの基本

1.カリフラワーの土づくり

カリフラワーの栽培では、よい土づくりが基本になります。
野菜にとってよい土とは、排水性、保水性、通気性、保肥性がよく、微生物がたくさんいる土です。

水はけや通気性が良い土は、水と一緒に新しい酸素が供給され、土の中の二酸化炭素や有害物質を外に排出してくれます。
水もちや肥料もちが良い土は、水分や養分を効率よく供給することができます。

野菜の栽培では、よい土づくりが基本です。種まきや植え付け前にきちんと土づくりをすることで、病害虫に強い丈夫な野菜を作ることができます。

カリフラワーの栽培データ
■カリフラワーの栽培難易度:★★★☆☆
■分類:アブラナ科アブラナ属
■栽培時期:夏まき・秋植え
 種まき:7月~8月、植え付け:8月~9月、収穫時期:10月~12月
■連作障害:あり(2~3年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■使用肥料:苦土石灰、堆肥、化成肥料

2.菜園の準備

畑

カリフラワーの菜園準備について解説します。

栽培場所を選ぶ

カリフラワーの栽培では、2~3年以上アブラナ科の野菜を栽培していない場所を選びます。
土づくりは、種まきや植え付けの2週間以上前に行います。

土を耕す

場所が決まったら除草を行い、クワや剣先スコップを使って、かたい土を深さ30~40㎝ほど掘り起こします。
前作の茎や根、マルチフィルム、石などは丁寧に取り除き、土が柔らかくなるまでよく耕します。

3.土壌酸度と苦土石灰

畑の土作り

カリフラワーの、土壌酸度と苦土石灰の方法について解説します。

土壌酸度の測定

土を耕したら、土壌酸度(pH値)を測定します。測定機器や測定キットは、園芸店やインターネットで購入できます。

雨の多い日本では土壌が酸性になりやすいので、アルカリ性の石灰をまいて土壌酸度を調整します。
石灰には多くの種類がありますが、家庭菜園では「苦土石灰」がおすすめです。

野菜に適した土壌酸度は、「好適土壌pH」と呼ばれています。
カリフラワーの好適土壌pHは、6.0~6.5です。

苦土石灰

苦土石灰の散布は、種まきや植え付けの2週間前までに済ませて置きます。
土壌が酸性の場合は、苦土石灰100g/㎡を全面にまいてよく耕します。
苦土石灰は放置すると、雨や土壌中の水分を吸収して固まってしまうので、十分に耕して土となじませます。

4.堆肥と化成肥料

畑の畝づくり

種まきや植え付けの1週間前になったら、完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡を施してよく耕します。

完熟堆肥を入れる

完熟堆肥は肥料の一種で、動物の骨や糞、籾殻、木の皮などを完全に発酵させて作ったものです。臭いも少なく、扱いやすいので家庭菜園におすすめです。

完熟堆肥のほかに、腐葉土を使うこともできます。腐葉土は落ち葉などが腐ってできた土です。
どちらの場合も土壌微生物の働きで、土をふかふかにしてくれます。

なお、未熟堆肥を使うと発芽不良や立枯病が発生しやすく、分解過程でアンモニアガスなどの有害ガスが発生するので、使用する時は注意します。

化成肥料を施す

カリフラワーの生育には肥料が不可欠のため、土づくりの段階で元肥(もとごえ)を入れます。
元肥に使う肥料には多くの種類がありますが、家庭菜園では「化成肥料」が手軽でおすすめです。

カリフラワーは、窒素成分が多すぎると過繁茂になり病気が発生しやすいので、窒素肥料の与え過ぎに注意します。

土をクワなどで耕すのが大変な場合は、小型耕うん機などが便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

5.畝づくりとマルチング

畝を作る

カリフラワーの、畝づくりとマルチング方法について解説します。

畝づくり

元肥を入れた後は、畑の土を盛り上げて畝(うね)を作ります。
畝を作ることで、通気性がよくなり、水はけもよくなります。
カリフラワーの栽培では、畝幅60㎝、高さ10~15㎝にします。

畝づくりの際は、畝幅に合わせて2本のロープなどを張り、ロープの外側の土を内側に入れて畝を高くします。盛り上げた土は、レーキなどを使って表面を平らに均しておきます。

マルチング

マルチング(マルチともいう)は、土の表面をポリフィルムなどで覆うことです。
マルチング資材には多くのタイプがあり、地温の調整、乾燥防止、肥料の流出防止、雑草防除、病害防除などの効果があります。
カリフラワーの栽培では、乾燥防止に敷きわらを施す方法もおすすめです。

6.プランター栽培の用土

プランター野菜

カリフラワーは連作を嫌うので、用土は新しいものを使うことをおすすめします。

野菜用培養土

プランター栽培の場合も、水はけと通気性がよく、適度な保水性がある土づくりが必要です。

プランター栽培では、市販の野菜用培養土を使うと手軽に始めることができます。市販の野菜用培養土には、数種類の用土がブレンドされているので、すぐに使うことができます。野菜用にも多くの種類があるので、品質表示や肥料の有無、酸度調整済みなどもよく確認して、粗悪品は購入しないように注意します。

栽培用土を自分で作る場合は、プランターに入れる土の容量が限られているため、水はけや通気性に特に注意します。
保水性の良い赤玉土を主体にして、堆肥や腐葉土などの有機物を加え、苦土石灰や化成肥料などを入れてブレンドします。

土のリサイクル

一度使用した土には、病原菌や前作の肥料分などが残っていますので、なるべく新しい土を使用します。
土を再利用する場合は、日光消毒などが必要です。土をビニール袋に入れて、直射日光が当たる場所に数日間置いておくと、土の温度が約80℃まで上がって多くの病原菌が死滅すると言われています。
古い土をすぐに使いたい場合は、古い土に混ぜるだけで再利用可能なリサイクル材も市販されています。

カリフラワーの野菜培養土

野菜培養土を使って、おいしいカリフラワーを育てましょう。

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