大豆の土作りの基本(畑・プランター)

大豆の土作りの基本

1.大豆の土作り下準備

家庭菜園で大豆栽培を行う場合には、事前に大豆に適した栽培環境にあった場所で土づくりの下準備をしてから始めましょう。

大豆の栽培データ
■大豆の栽培難易度:★★★☆☆
■分類:マメ科ダイズ属
■原産地:東アジア
■主な旬:10月~11月
■栽培時期:春まき、春植え
種まき:5月~6月、植え付け:6月~7月、収穫時期:10月~11月
■連作障害:あり(2~3年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■発芽適温:25~30℃
■生育適温:20~25℃
■土作り時期:種まきまたは、苗を植え付ける2週間以上前

大豆に適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

大豆は、東アジアが原産地で、中国から日本に伝わり、広く栽培されるようになったと言われています。
酸性土壌に弱いので、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌酸度を調整します。

大豆の植え付けは、晩霜の心配がなくなった晴れた日の午前中に行います。
低温時に植え付けると寒さで弱るため、地温が十分に上がってから植え付けるようにします。

日当たり

大豆栽培を行う上で、日当たりは重要です。
大豆の葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。
大豆を植えたプランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

大豆の土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、大豆が成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑で大豆などの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、大豆の株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.大豆の好適土壌pH調整

家庭菜園で大豆を植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHを大豆に合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHが大豆に合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

大豆の好適土壌pHは、6.0~6.5です。
大豆を育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

3.大豆の土作りの基本(畑栽培)

畑

大豆を上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと風通しの良い場所を選んで、根が肥料やけを起こさないように、大豆の種まき又は植え付けの2週間以上前までに、土作りを行います。
大豆の種まきは5月~6月、植え付けは6月~7月なので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

大豆の植え付け場所に、苦土石灰100~150g/㎡を全面に撒いて、すぐに深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料50g/㎡をまいて、深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土と良くなじませます。
マメ科の植物は根粒菌が働いて窒素を供給するので、窒素成分は少なめにします。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、大豆栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

大豆の畝立ては、畝幅は60~80㎝、高さ10~15㎝にします。

7.マルチシートを敷く

畑のマルチシート

大豆栽培では、畝にマルチシートを敷きます。
畝に黒マルチを張ると、地温効果を高めることができます。

マルチを敷く際は、マルチの両端を持って引き出します。
片足をマルチの端にのせて踏み、しわ、たるみを伸ばしながら、クワで土をかけてマルチを押さえて広げて敷いていきます。

マルチシートは、地温を上げるとともに、梅雨時の過剰な湿気を防ぎ、泥はねによる病気の予防にもなります。
また、土の乾燥を防ぎ、雑草防除にも効果があります。

8.大豆の土作りの基本(プランター栽培)

プランター野菜

大豆をプランターや鉢で栽培する場合は、深さ30㎝以上のものを用意します。
用土は、市販の野菜用培養土を利用すると便利です。
鉢底石を敷き詰めて、土は7分目くらい入れて栽培します。

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