長ネギの土作り方法(畑・プランター)

長ネギの土作りの基本

1.長ネギの土作り下準備

長ネギの土作り方法は、長ネギに適した栽培環境を選び、土中のゴミをきちんと処理し、好適土壌pH調整を行い、苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
苦土石灰や、堆肥、化成肥料を撒いて土を作ります。

家庭菜園で長ネギ栽培を行う場合には、事前に長ネギに適した栽培環境にあった場所で土づくりをしてから始めましょう。

長ネギ(白ネギ)の栽培データ
■長ネギ(白ネギ)の栽培難易度:★★★☆☆
■長ネギの旬:秋9月、冬12月
■連作障害:出にくい
■栽培時期:春まき・秋まき
■春の種まき:3月、植え付け:7月、収穫時期:12月
■秋の種まき:9月、植え付け:翌年4月、収穫時期:翌年9月
■土作り時期:苗を植え付ける2週間以上前

長ネギに適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

長ネギは、ユリ科ネギ属に分類され、原産地は中国西部とされています。
ネギは、耐寒性・耐暑性・乾燥に強いのですが、湿害には弱いため、通気性のよい環境で育てるようにします。

日当たり

長ネギ栽培を行う上で、日当たりは重要です。
長ネギの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

長ネギの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、長ネギが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑で長ネギなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、長ネギが枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.長ネギの好適土壌pH調整

家庭菜園で長ネギを植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHを長ネギに合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHが長ネギに合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

長ネギの好適土壌pHは、6.0~6.5です。
長ネギを育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

堆肥と石灰資材を同時に施すと、堆肥に含まれる窒素がアンモニアガスとなって逃げてしまいます。
そのため、長ネギを育てる場合、堆肥は石灰資材を施してから1週間ほど間隔をあけて施用するようにしましょう。

3.長ネギの土作り方法(畑栽培)

畑

長ネギを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと排水性の良い場所を選んで、長ネギの苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
長ネギの植え付けは4月、7月ですので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

長ネギの植え付け場所に、1㎡当たり苦土石灰100gを全面に撒いて、すぐに深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

種まきの1週間前に、堆肥1㎡当たり2㎏、化成肥料1㎡当たり100gを加えて耕します。これで苗床の土作りは完了です。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、長ネギ栽培用の畝を作ります。
まずは定植する前の苗を育てる段階ですので、土を深く掘らなくても大丈夫です。

畝は60~90㎝幅で、高さ10㎝程度で作ります。
畝の表面に浅くまき溝を作り、種を5㎜間隔くらいでまき、土を被せてしっかり押さえて、水やりをします。

長ネギの草丈が6~7㎝くらいに成長したら、間隔が1.5㎝程度になるように1回目の間引きを行います。
2回目は草丈が10㎝くらいに成長したら間隔が3㎝になるように間引きます。
間引き後、苗が育ったら、植え付けを行います。

長ネギは、太陽の光を遮ることで白さを出しています。そのため、しっかりと隠すために深い畝を作る必要があります。
定植1週間前には、苦土石灰を撒いて溝を掘ります。この時に畑を耕すと溝が崩れてしまうので耕す必要はありません。

幅20㎝、高さ20~25㎝程度に溝を掘っていき、土は両側に積み上げておきます。
溝に苗を立てかけるようにして並べ、根が隠れ、株が倒れない程度に土を被せてから、適度な水分を維持するためにワラを敷きます。

7.長ネギの土作り方法(プランター栽培)

プランター野菜

プランターでの栽培方法ですが、土作りは畑と同じですが、土は市販の野菜用培養土を利用すると便利です。
最初の苗づくりの際にはセルトレイやポットに種をまいて育てますが、定植をする際には深さのあるプランターを利用するようにしましょう。

畑との違いで言えば、軟白処理があるということです。
プランターでの栽培だと畑のように土寄せを行うことができないため、しっかりとした白さを作るために新聞紙などで根元を覆い、軟白処理を行います。

白い部分を多くしたいのであれば、新聞紙で覆う部分を多くすれば良く、晒されている部分が多い状態だと緑の葉が多い長ネギができます。
自由自在に調整することができるので、育ち具合を見ながら調整をしていきましょう。

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