1.秋ナス更新剪定時期
秋ナスを栽培するための更新剪定は、実がなっている7月下旬~8月上旬に行います。
春から植えたナスを秋まで収穫する場合は、更新剪定を行うことで株が若返り、秋ナスを収穫することができるようになります。
秋ナスの育て方手順に沿って、畑やプランターで秋ナスを栽培してみましょう!
■分類:ナス科ナス属
■原産地:インド
■ナスの旬:6~9月
■栽培時期:春まき・春植え
春の種まき:2~3月、植え付け:4~5月、収穫時期:6~9月
■秋ナス更新剪定時期:7月下旬~8月上旬
■連作障害:あり(4~5年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■発芽適温:25~30℃
■生育適温:20~30℃
2.秋ナスの更新剪定方法
ナスを秋まで収穫して、秋ナスを栽培するには、更新剪定を行います。
更新剪定とは、ナスの枝を3分の1から3分の2の長さに切り詰めることをいいます。
更新剪定を行うことによって、株が若返り、秋までナスを収穫することができるようになり、秋ナスが作れます。
秋ナスの更新剪定方法としては、1本の枝に葉を1~2枚残すようにして、すべての枝を剪定します。
切る位置としては、すべての枝を葉のつけ根のすぐ上で切っていきます。
ナスの更新剪定(切り戻し)を行うと、花付きも良くなります。
また、ナスの根のまわりにスコップや移植ごてを差し込み、古い根の一部を切ることでナスの株が若返ります。
3.秋ナスの更新剪定で注意すること
ナスの枝を剪定する際は、剪定ばさみを使って剪定していきます。
切れ味の悪い錆びているハサミでナスの枝を切ると、痛めてしまうため、切れ味の良い剪定ばさみで枝を切るように注意しましょう。
剪定ばさみを使えば、長時間の作業や女性の方でも手軽に農作業を行うことができます。
■剪定ばさみが買えるお店
秋ナスの栽培に剪定ばさみを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
剪定ばさみで剪定すると、きれいに切ることができます。
錆びにくくて、お手入れも簡単な剪定ばさみが人気です。
4.更新剪定後の追肥
ナスの更新剪定(切り戻し)をおこなったあとは、ナスの株元に追肥を施します。
追肥は、1株につき化成肥料10gを施していきます。
追肥を施すことによって、雑草が生えやすい環境にもなるため、定期的に除草も行います。
雑草を放置すると雑草にナスの栄養分や水分を吸い取られてしまうので注意しましょう。
追肥をおこなったら、後は美味しい秋ナスが実るのを待ちましょう。
5.秋ナスの収穫時期
秋ナスの収穫時期は、ナスの更新剪定・切り戻し・追肥を与えてから、約1か月後に再び収穫ができるようになります。
関東で春の種まきを2~3月、植え付けを4~5月に行い、秋ナス更新剪定を7月下旬~8月上旬に行った場合は、8月下旬~9月上旬にかけて秋ナスが収穫できます。
10月ぐらいの晩秋に収穫したい場合は、7月~8月にナスの苗を植えて秋採りナスを栽培する方法もあります。
秋ナスの特徴としては、昼と夜との温度差大き中で育てるため、夏に収穫するナスよりもやわらかくてみずみずしいナスになります。
秋茄子は嫁に食わすなと言われるくらい美味しいものです。
みそ炒めにしたり、焼きナスにしたり、色々な料理に使えますので、たくさん秋ナスを収穫して美味しくいただきましょう!
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