ゴーヤの追肥と土寄せ方法

ゴーヤの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

1.ゴーヤの追肥

ゴーヤは、家庭菜園で人気が高く、関東などの中間地では5月上旬~6月上旬に苗を植え付けると、7月上旬~9月下旬頃まで収穫することができます。
ゴーヤは夏の暑さや乾燥に強く、つるをどんどん伸ばして生長します。ゴーヤは生育期間が長いので、株が枯れないように十分な水やりと追肥が必要です。
花が咲き始めると20日前後で収穫ができるので、収穫最盛期は定期的に追肥を施すようにします。

ゴーヤの栽培時期

春まき栽培:種まき4月上旬~4月下旬、植え付け5月上旬~6月上旬、収穫7月上旬~9月下旬

ゴーヤの追肥時期

ゴーヤは、花が咲き始めた頃を目安に追肥を施します。
畑栽培:6月上旬~8月下旬
プランター栽培:5月中旬~9月上旬

2.ゴーヤに適した肥料

肥料

ゴーヤの栽培では、元肥と追肥が必要です。

元肥用の肥料

ゴーヤは、土づくりの段階で完熟堆肥と緩効性化成肥料を施します。
化成肥料は、「8-8-8」のタイプがおすすめで、肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)がそれぞれ100g中に8gずつ含まれていて、どんな野菜にも使うことができるので便利です。また、臭いも少なく、粒状で取り扱いやすいという利点があります。
化成肥料や堆肥は、ホームセンターや園芸店のほか、インターネットでも購入できます。

追肥用の肥料

ゴーヤの追肥には、即効性の固形肥料か液体肥料を使います。
「マイガーデンベジフル」『今日から野菜 野菜の肥料』『マイガーデン液体肥料』などがあります。
液体肥料を使用する際は、既定の希釈率や方法を守って使用するようにします。

ゴーヤの追肥におすすめの肥料

3.ゴーヤの追肥と土寄せ

追肥方法

ゴーヤを順調に育てるためには、追肥と土寄せが重要です。

畑栽培の追肥方法

畑栽培は、植え付けから約1か月後に化成肥料30g/㎡を株の周りや畝の肩にまき、土と肥料を軽く混ぜ合わせます。
以後は、月に1~2回程度、同量を株の周りなどにまいて土と肥料を軽く混ぜ合わせます。
畑栽培では、肥料をばらまくだけでは雨や水やりで流れてしまうので、土と軽く混ぜ合わせて土を寄せます。

プランター栽培の追肥方法

プランター栽培は、植え付けの約2週間後に1株当たり化成肥料5g程度を株の周りにまき、土と肥料を軽く混ぜ合わせます。
以後は、2週間に1回程度、同量を株の周りにまいて土と肥料を軽く混ぜ合わせます。

4.ゴーヤの生育不良

ゴーヤの栽培は、ウリ科野菜の連作を避け、窒素肥料の与え過ぎに注意します。

連作障害

ゴーヤは連作障害を起こすため、ウリ科野菜の連作を避け、同じ場所で栽培する場合は2~3年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
連作すると、土壌中の微生物に偏りが出て生育に悪影響を及ぼし、病害虫も発生しやすくなります。
プランター栽培では、常に新しい用土を使うことをおすすめします。

肥料やけ

ゴーヤの追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施すようにします。株元付近は根が多く張っているので、肥料濃度が高くなると肥料やけを起こして株が枯れてしまうことがあります。また、肥料を与え過ぎないように注意します。

窒素肥料

ゴーヤは、窒素肥料を多く使うと茎葉が繁茂して風通しが悪くなり、病虫害の被害に遭いやすいので、窒素肥料の与え過ぎに注意します。

5.ゴーヤの追肥まとめ

ゴーヤの追肥のポイントをまとめると以下になります。
・ゴーヤは、生育期間が長いので定期的に追肥を施す。
・追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施す。
・元肥には効果が長い緩効性肥料、追肥には速効性の肥料を使う。
・肥料の与え過ぎは、肥料やけ、生育不良などを引き起こす。

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