マクワウリの種まきと苗づくり方法

マクワウリの種まきと苗づくり方法

1.マクワウリの特性

マクワウリは、南アジア原産のウリ科の野菜でメロンの仲間です。
値段も安く、甘くて美味しいので人気のメロンです。
表皮に網目がなく果皮がツルっとしているのが特徴です。

マクワウリの種まき時期は、春の種まきは4月です。

マクワウリは、畑やプランターにマクワウリの種や苗を植えて、家庭菜園でも育てることができる野菜なので、ぜひチャレンジしてみてください。

2.マクワウリのおすすめ品種

マクワウリのおすすめ品種は、「甘露マクワウリ」「黄金マクワウリ」「金太郎」「ニューメロン」「網干メロン」などがあります。

3.マクワウリの栽培ポイント

マクワウリは、できるだけ暖かくなってから苗を植え付けるようにします。
マクワウリには連作障害があるので、3~4年の期間をあけます。
つるボケにならないように、窒素肥料の与え過ぎに注意して栽培します。

4.マクワウリの種まきの基本

畑での種まき

マクワウリの栽培は、タネをポットまきして育苗して畑に植え付ける方法と、市販の苗を購入して畑に植え付ける方法があります。
マクワウリのタネは、大きさは大きく、色は肌色をしていて、厚みはあまりなく、縦長の丸い形をしています。

まず、マクワウリの種まきの基本からみていきましょう。
マクワウリの種まきの基本は、良いタネを選び、4月の適期にまいて覆土と水やりをすることです。
マクワウリの発芽をよくするにはこれらをきちんと守る必要があります。

①良いマクワウリの種を使う

マクワウリの種まきをするには、まず良い種を手に入れます。
マクワウリのタネはホームセンターや園芸店で購入することができます。
近くで購入できない場合や、欲しい品種のタネがない場合はインターネットで購入すると便利です。

購入する際は、日当たりのよい場所に陳列されていたり、古いタネは避けましょう。
マクワウリの種子は寿命が決まっていますので、種袋の裏にある種まき期限も確認しておきましょう。
また、発芽率、病気への抵抗性、薬剤処理の有無なども記載されているので、チェックしておきましょう。

②マクワウリの適温時期にまく

マクワウリの種にはそれぞれ発芽適温がありす。
マクワウリの発芽適温は一般的に25~30℃で、生育適温は25~30℃です。
種袋の裏に適温の記載があるので、マクワウリの栽培時期に合わせて種まきをしましょう。

③マクワウリの種に適切な用土を使う

マクワウリの種まき用土は、「タネまき専用用土」を使用すると、発芽しやすく、育てやすいです。
タネまき専用用土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされており、マクワウリの種まきにも良い用土です。
保水性・排水性・通気性に優れている為、マクワウリの生育を安定させてくれます。

まいたタネにかける土を覆土といいます。
覆土が厚すぎたり逆に薄すぎたらすると発芽しにくくなるため、覆土の厚さは、種子の性質に合った覆土の厚さにします。
マクワウリは嫌光性種子ですので覆土を厚くします。

土の底面は凸凹がないように平らにすることを心がけると、発芽がそろってよく育ちます。

④きちんと水やりをする

マクワウリのタネをまいたら、水やりを行います。

5.マクワウリの苗づくり手順

苗づくり(セルトレイ)

マクワウリをタネから育てる場合は、4月に作業を行います。
ポットなどで育てます。

マクワウリの苗づくり(ポット)

ポットまきは、発芽や発芽直後の管理がしにくい野菜に適しています。
ポットまきの手順は、以下の通りです。

①ポットまき:まき溝を作る

3号(直径9cm)ポットに種まき用の土を入れ、土を平らにならした後に、指先で深さ1cmの窪みを3箇所作る。

②ポットまき:タネをまく

それぞれのくぼみの中に、マクワウリのタネを一粒ずつまく。

③ポットまき:土をかける

周囲の土を寄せるようにしてくぼみを埋めて、軽く手で押さえてタネと土を密着させる。

④ポットまき:水やり

ポットにマクワウリの種まき後、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
日中は、25~30℃以上、夜は18℃以上に保つと発芽しやすくなります。

⑤ポットまき:間引き

本葉3~4枚の頃までに間引きを行い、育ちの良い苗を1本残して育苗します。本葉4~5枚になったら、畑に植え付けます。

6.マクワウリのプランター栽培

プランターでの種まき

マクワウリは、プランターや鉢でも栽培ですることができます。
プランターは長さ73cm・深さ25cm以上(46リットル)、鉢は10号鉢(直径30cm・16リットル)以上で、土が多めに入るサイズが適しています。

マクワウリの植え付けの際は、容器の底に鉢底石を敷いて、市販の培養土を8分目の高さまで入れます。
ポリポットから取りだした苗は、根鉢を崩さずに浅めに植え付けます。ポット表面の土が、畝の土より5㎜~1cmほど出るようにします。

マクワウリの植え付けが終わったら、たっぷりと水をあげ、ホットキャップや防虫ネットを被せておくとよいでしょう。
つるが伸びてきたら、あんどん仕立てなどの立体栽培にして、つるを誘引していきます。

7.マクワウリの良い苗の条件

ポット苗

マクワウリの苗は、良い苗と悪い苗がありますので、元気に育ちそうな良い苗を選んで栽培していきましょう。
良いマクワウリの苗には下記の特徴があります。

マクワウリの葉っぱが枯れていなく、虫食いなどもない、本葉4~5枚の緑の濃いしっかりした苗を選びます。

「マクワウリの種まきと苗づくり方法」を読んだあなたにおすすめの記事:



マクワウリの種まきと苗づくり方法