ピーマンの追肥と土寄せ方法

ピーマンの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

1.ピーマンの追肥とは?

追肥とは何か?

ピーマンなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。

ピーマンに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。

ピーマンはβカロテンのほか、ビタミンC、ビタミンEなどを多く含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
ピーマンは、きちんと栄養を与えて育てると、大きくて美味しいピーマンを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。

肥料の吸収は、ピーマンが育つにつれて大きくなっていきますので、その吸収に対応できるように肥料を切らさないように追肥することが必要です。
また、雨が降ったり、灌水することによって土壌中から栄養成分の流亡もあるため、それを補うためにも追肥が必要です。

ピーマンは追肥をしないと、小さなピーマンしか収穫できなくなり、食べれないピーマンも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。

2.ピーマンの追肥時期はいつか?

ピーマンの追肥は2回以上行います。

1回目の追肥は、ピーマンの実がつきはじめたら、追肥を施します。
ピーマンの栽培は一般的に、3月に種まきをし、4月に植え付けを行うため、5月頃から実がつき始めますので、このころに追肥を行います。

その後は、2~3週間に1回の頻度で定期的に追肥を施し、草勢を保ちます。

3.ピーマンの追肥方法

追肥方法

ピーマンの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、ピーマンの追肥は『化成肥料』を使用します。

ピーマンに適した肥料の成分

インターネットでは『ピーマンに適した肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
ピーマンに適した肥料の肥料の成分比は、チッソ6、リン酸6、カリ6他の割合などです。

ピーマンの追肥におすすめの肥料

1回目の追肥方法

ピーマンの追肥は、ピーマンの実がつきはじめたら1回目を施します。
化成肥料1㎡当たり20~30g程度を畝の肩部にまき、土と軽く混ぜ合わせて土寄せします。

2回目以降の追肥方法

1回目の追肥の後は、2~3週間に1回の頻度で追肥を施します。
追肥方法は、1回目の時と同様です。

プランター栽培の追肥

プランター栽培のピーマンの追肥は、化成肥料20g程度を3週間に1回与えます。

4.ピーマンの追肥の注意点

ピーマン

ピーマンの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。

肥料の与えすぎに注意

美味しいピーマンを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、大きく育てようとして肥料を与えすぎるとピーマンに害虫がつきやすくなったり、追肥を施すことによって雑草が生えやすい環境になってきます。
放置すると雑草に、ピーマンが育つための栄養分や水分を吸い取られてしまい、害虫も住みやすくなるため、定期的に除草するようにし、肥料の与えすぎには気をつけるようにしましょう。

発生しやすい主な害虫

ピーマンに発生しやすい主な害虫は、アブラムシやテントウムシダマシです。

ピーマンの新葉は窒素分が多いので害虫に寄生されやすくなります。
アブラムシを防ぐには、窒素肥料の過多にも気をつける必要があります。
アブラムシは光るものを嫌うので、シルバーマルチを敷くと効果があります。

テントウムシダマシは、成虫も幼虫もナス科の野菜を好んで食害します。
肥料分が多いと株に寄生しやすくなりますので、肥料過多に気をつけて栽培します。

5.ピーマンの栽培ポイント

家庭菜園

ピーマンは春から夏に作りやすい野菜です。
トウガラシの甘味種で、果実の大きさによって、中果種、大果種があります。

ピーマンを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。

ピーマンの栽培ポイント
  1. 生育温度:ピーマンは高温(生育適温:20~30℃)を好むので、十分に暖かくなってから植え付けます。
  2. 連作障害:連作障害を防ぐためには、3~4年休閑させます。
  3. 支柱立て:枝が細くて風に弱いため、枝折れしやすいので支柱立てをしっかりと行います。
  4. 栽培場所:日当たりが良く、水はけが良い場所で育てる。
  5. 肥料切れに注意:ピーマンの追肥は適切なタイミングで定期的に与える。

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